九州旅行を締めておかないと。

雨の長崎から雨の福岡に移動して翌日曜日は朝から雨だったのが昼から晴れ間が出てきた。台風は過ぎ去ったようで風は強かったけど。
愚弟夫妻の提案で、糸島の牡蠣小屋に連れて行ってくれると。

以前行った牡蠣小屋は酒蔵に糸島から出張してきたものだったので、本場は初めてである。義妹曰く「駐車場が綺麗になってる」「有料だったジャンパー(灰がかかるので)レンタルが無料になってる」ということで、羽振りが良さそうな住吉丸というところであった。本当は11月かららしいのだけど、10月最終週ということでオープンしてると。

シーズン前ということで小ぶりなんだそうだけど、十分ですね。栄螺も美味かったです。
そういえば、ここでウチワエビに再会。丸ごと焼くのだけど、皿の上では凄く大人しくて死んでると思ってたら網に乗せた途端暴れ回りまして、凄い力で抵抗するのをトングで押さえつけるという残酷な任務を遂行しました。鉄板に乗せられそうになるリンを思い出しましたね。分からない人は北斗の拳を読もう。トキが出てきてすぐぐらいだったと思う。

腹も満ちて、すっかり晴れ上がった空の中、東へ戻る途中に二見ヶ浦というところに寄ってくれた。伊勢のように夫婦岩があって伊弉諾と伊弉冉の兄妹が祀られているんだとか。普段は穏やかな渚らしく、白波が砕け散る夫婦岩は珍しかったようだ。
強風の中、結婚式で流す用ビデオだかスチルだか撮ってるカポーが居て大変そうでしたね。ご苦労さんです。

この後、もう一箇所ぐらい、と言っていたのだけど渋滞も怖いし、早めに空港へ送ってもらうことに。1745発の便を予約してあったが、16時半ぐらいに空港に到着。

福岡空港はサグラダファミリアか横浜駅かというぐらいに長々と大規模な改修工事をしているのだけど、今回行ってもまだ終わってなかった。おかげで土産物売り場が狭かったり、待合の席が少なかったり、降りる客と乗る客が同じゾーンで移動したり。

で、時間も有るし、ゲート前は席が少なくて混むのでゲートまで行かずに手前の空いたエリアで時間を潰し、17:30ぐらいにゲートに行った。もう既に行列が出来ていて搭乗が始まっていて、出遅れたかと思ったけど様子がおかしい。

「欠航」とな。

とりあえずゲートを通って、そのまま外に出されるらしい。ゲートでオネーサンが紙を配っていて、すぐ前のオッサンがオネーサンにゴチャゴチャ言ってるのを無視して紙だけもらって読むとオプションは3つ。
  1. 全額払戻
  2. 別のSKY便に変更。今日の便が手配出来なかった場合は宿泊代を1万上限に出します。
  3. 別会社の便に変更。宿泊代は出ません。
なんとまぁ、ということで外に出て SKY のゲートに行ったら既に長蛇の列。見切りを付けて歩いて行くと、JALのカウンターが。その向こうがANAの様だけど、ここは一か八かJALに並んで見る。ざっと見たところ20人ぐらい並んでいるか。

いやー、今日中に帰れなかったら面倒くさいなぁ。会社に土産買わなきゃなぁ、とか考えていて、そもそもJALに空席があるのか不安になってきたのでスマホでチェック。便利な時代よね。

見ると、2便空席があるということでホッと一安心、したところで気付いたけど、このまま予約出来るやん、と。おー。

ANAも出来るやん、と調べたら ANA の方が早い便がある(気がした)ので、そのまま予約して決済までしてそっと列を離れた。後ろのオッチャンは不思議そうに見てたけど。その後すぐに「スカイマークの本日の便の空席はありません」とのアナウンス。ギャンブルに買ったようだ。

緊急時って頭回らないもんだなぁ、3分か5分かぼけっと並んでたもんなー、と反省。

取れた便は19:20で、1時間半ほど暇だけど特にやることもないので、2回目の手荷物検査を受けて待合へ。帰ってから飯作るのも面倒だからラーメンでも買っておくか、と買ってぼけっとしてたら「機材の到着が遅れたため30分遅れます」と。かまへん、かまへん、と悠長に待ってたら「航空管制の指示で40分遅れます」と。どうやら、福岡-羽田間のお空に飛行機が沢山飛んでるそうです。ちなみにこの時点で台風は静岡沖から千葉沖だったと思う。

こうなってくると、家帰って晩飯食う時間もないので、と思ったけど手荷物検査の内側はろくに食べるところがないのよね。これも工事の弊害かしら。簡単なスナックとかラーメンとかのスタンドはあったけど早々に closed、ということでポテチとコーラで飢えを凌ぐ。アメ人かよ。

座り疲れてようやく搭乗、静岡沖からゆっくりと大きく蛇行して時間稼ぎしてたけど、乱気流には巻き込まれず無事に到着。自宅に着いたのは23:30。そのまま寝たかったけど余りに空腹なので、白米に佃煮乗っけたのを貪り食って寝ました。