橿原神宮を出て、どっかで少し休もうかと思ってたんだけど、デカい神宮やスポーツ施設があって乗換駅である割には駅前はイマイチな感じで、駅に着いてしまった。このまま宿に帰っても中途半端なので、貧乏性が出て西ノ京で途中下車。

降りて歩けばすぐに薬師寺。南北に伽藍が分かれているのだけど、まずは南側へ。

先日書いたように残念ながら東塔は修復中でツインタワーを見られなかった。
大講堂でお坊さんが修学旅行生相手に説明してるんだけど、要所でドッカンドッカン受けてて、さすが関西クオリティと思いましたね。

翻って北側の玄奘三蔵院伽藍へ。回廊の中の六角堂が綺麗ですが平成築なのかな。新しいものみたい。お骨が入ってるとか。

薬師寺を後にして北上すること10分ほど。結構歩いてる人が多いんだけど、車も多く道が狭く危なっかしいけど他に道が無い。歩いて突き当たった右が唐招提寺。

薬師寺と比べて全体にシックな感じで落ち着きがあります。別に薬師寺が落ち着いてない訳では無いけど。

鑑真さんの像はレプリカが置いてありました。年に1回かな、本物が公開されるそうな。

そろそろ良い時間なので近鉄奈良へ戻る。「ならまち」と称して所謂観光客向けショップが並ぶエリアがあるので冷やかしながら歩く。1箇所、奈良の29蔵の酒を200円ぐらいから試飲出来るという松山にもあったような店(?)があって魅力的だったのだけど、何か混んでて盛り上がってる人とかいたのでスルー。また機会があれば行ってみよう。

そのまま、ならまちの外れまで歩いたところの路地に面して「春鹿醸造元」の看板。

旅行をプランするまでこんな街中にあるとは知らなかったけど、蔵はここだけなんだそうな。
入ると広いスペースにグッズの棚や冷蔵庫、真ん中に試飲用のテーブルがある。500円で底に鹿の柄のついたお猪口をもらい、5種類の試飲が出来る。種類はその時々で変わるようだ。試飲後に奈良漬を頂いたのだけど、味醂や砂糖を入れないとのことで、酒同様ドライな奈良漬でした。燻製の奈良漬があって、あれはウイスキーに合いそう。
蔵見学は2月の週末のみ受け付けていて、予約は10月に開始するのだけどすぐに埋まるのだとか。ただ、2月の奈良盆地は寒そうである。

少し良い心地になったところで宿に戻りました。