国分太一くん、箸は右手で持とうよ

ネットでは散々話題になっているのだけど「左手は ケツを拭く手だ 箸持つな」と書いて軽く炎上。その後、見苦しい言い訳気味のエントリをしたものの基本的な姿勢は変わらず再炎上。横澤彪といえば、「笑っていいとも」や「ひょうきん族」の立ち上げで時代を作った人なんだけど。御歳70。

何を隠そう何も隠さない、オイラも元左利きだったらしい。「らしい」というのは幼少の砌に矯正されたらしく、記憶がない。今では右投げ右打ちで右で書くし右で食べるから。ただ小学校低学年頃に右手の握力が友達ほどなく、左手の握力が友達よりあった。故にドッジボールが両手投げになってしまって悩んだものである。後、左で字を書いたりテニスボールを投げたりすると他人より巧かった気がする。
未だに考え事をしてたりすると右手に荷物、左手にSuicaを持って改札を通りそうになって猫踏んじゃった状態になってしまったりするのだけど。
ちなみに、「左利きは天才が多い」らしいのだけど、オイラが「俺左利き」と言うと何故か「左利きは変人が多い」「早死にする」という非常にポジティブなご意見を頂く。

矯正されたことをさほど気にしていなかったのだけど、上記のエントリを読んでお年寄りが左利きをそういう目で見る可能性があることに驚くと共に、「あれ(自分が直されたこと)は躾だったんだろうか?」と30年ほど経過して初めて思った。近頃では強引に矯正することで子供に精神的障害が残る可能性がある、との説もあって余り直さないようだが。個人的には左利きの矯正というより、その時に伴う叱責に問題があると思うのだけど。
ま、結果論としてオイラは問題なかったわけだし、経済面を考えると右利きでよかったのかな、ぐらいしか思わないわけだけど。ほら、左用の道具って何でも高いじゃない。
まぁでも横澤氏があれだけ堂々と言っている(書いている)のは明らかな迷信を信じてるような感じで、それこそ見てて痛々しい。

そういや、ピンクレディが歌っていた「さうすぽー」というのは South+Paw の造語である。MLBの球場はバッターの顔に西日が差し込まないようにセンター方向を(北)東に向けて作るそうな。で、マウンドに立ってピッチャーがホームを向くと右手が北で左手が南。その左手で投げるから southpaw なんだそうな。中継などを見てると Left-Handed Pitcher(LHP)と書いてあったりするみたいだけど。

スポーツ絡みで言うと、柔道部時代に力の強い同期は師範に言われて右利きなのに左で組むように教えられてた。腕力があれば喧嘩四つの方が有利だという理由だったと思う。スポーツなんて習い始めは右でも左でも下手なわけで、最初に左で教えられれば出来るもんだな、なんて彼が初段を取ったときに思ったものよ。