戯言

2018年11月

昔からオバチャン臭い香水の匂いが苦手で。そう、苦手だと思ってた。
スーツ着る頻度が高かった頃は自分でも香水付けてたし、別に香害とか化学物質ガーとかいう事は無いのだ。家で柔軟剤も使ってるしね。
ただ、なんというかオバチャンがよく付けてる、なんとも粉っぽいような臭いが本当にダメだった。あとはLUSHという石鹸屋なんて近づいただけで分かるし、オシャレインテリアショップのなんか瓶に棒が一杯刺してあるのが並んでるスペースも無理。

今朝、バスに乗っていて、スマホ見てたんだけど、ある停留所を過ぎた辺りから例の臭いがしてきて。場所を移りたかったけど混んでいて動けず、まぁ後10分ぐらいだし我慢するか、と思ったんだけど上顎が腫れた。そういえば、前もこんな感じになった事あるなぁ。あと、喫煙者を嫌うのも(別に吸ってなきゃいいんだけど)、たまに鼻の中とか喉が腫れて痛くなるからなのよね。あれも全部の煙草って訳じゃなさそうだ。

これ、もしかして普通の人は平気なのかなと思って調べたら、やっぱ特定の香りに対するアレルギーってあるんだな。ただ、あの臭いのする香水が何なのか、ちょくちょく嗅ぐことを考えるとメジャーなシャネルとか何とかなのかもしれんけど、知ったところでどうすることも出来ないしなぁ。

とりあえず朝から龍角散のど飴なめてます。アレルギーだとしたら効果期待薄だけど。

バーに行くと色んな人がいる。もちろん愉快な人もいるし、貴重な話を聞かせてくれる人もいるのだけど、他人の言うこと全否定みたいな年配も。別に1時間ぐらい話をされても適当に相槌打って流すし、本当に無理なら会計頼んで帰るまでのこと。一度、日本酒の講釈垂れてきたのは参ったけど。

ただ、出来る事ならロジカルでニュートラルな人と一緒に居たいと思っている。これは人それぞれだろうけど。
仕事仲間、取引先、飲み友達などなど。仕事関連は人を選べないこともあるけど、交友関係ならまだ選択の余地がある。何となく「本音を話して議論できる人」と「とりあえず話を合わせてその場の空気を悪くないようにしておく人」との間のどこかにプロットしてお付き合いするようになる。

自分も40半ばを超えて来ると、一部の人達が変質してきて。仮定を聞かずに全否定とか、なんかそんな感じ。「議論できる相手」だった筈の人には何とかして「いや、だから全部ダメっていう訳じゃないじゃない」「俺そんなこと言って無いよ」とか出来る限り軌道修正を試みるのだけど、近頃たまにダメなケースが出てきて。自分が諦め易くなったというのもありそうだけど。

冷静に観察すると仕事、転職、家庭が上手く行かなくなった、みたいなタイミングで発症する人もいるけど、これは何か元に戻りそうな期待感がある。そうでも無い場合って加齢なんだろうな、としか思えず。
子どもが産まれた、家族や友人が病気とか何かのトラブルに遭ったというのがトリガーなのが多いのかな。自分自身については冷静に分析出来るようなことも、身近な他人に何かあると思考がおかしくなっちゃう。絶対的に社会システムが間違ってる。正義はこうだ。言いたくなるのはわからんではないけどさ。

軽度のものだと、オーガニックとか健康食品とか地球を大事に、みたいな感じで留まるんだけど、拗らせると世の中が悪いとか宗教とかね、なんか残念な感じになってしまう。
知識の獲得とか能力アップの努力を止めつつも自己正当化しようと思うと周囲がおかしいという結論づけしか出来ないのだろうなぁ。もっと歳を取ると自己研鑽したくても脳味噌のクロックが付いていかなくなるのかも。近頃、SNSで変な発信する年配の芸能人が増えてるし。

他山の石として、自分の脳味噌が硬化しないように、常に新しいものに興味を持って行かねばな、と気を引き締めるわけです。てか、無駄に長生きしたくないなぁ。

「会社の人が伊勢に行って来て何か有名な犬のお土産もらった」と言われた。「犬?」と聞き返すと「そう、クッキーみたいなの」と。犬のクッキー。伊勢土産。

小学生の頃から3回か4回か伊勢には行っている。というか小学校の修学旅行が最後かな。神戸は伊勢へ、大阪の小学校は広島へ、というのが当時の定番だった。今は知らぬが。

当時の伊勢の土産は赤福が絶対で、その次が生姜糖、後は子どもに縁の無いミキモトの真珠。シンボルは伊勢神宮と夫婦岩というのがお決まりであった。犬なんか見たこと無い。

関西人の俺様が怪訝な顔をしているのに不安になったのか、スマホで調べて見せてくれたのは「おかげ犬サブレ」。

なんじゃこれ?

ということで、商標を調べると出願平成22年7月、ということは8年前。濱田総業株式会社が登録している。これ、赤福の社長の家のライセンス管理会社ですね。さらには「おかげ横丁」なる開発も赤福がやっていて、1993年に出来たものだそうです。見た目は横丁だけどちょっとした商業施設開発。
おかげ横丁のおかげ犬|伊勢内宮前 おかげ横丁

なんか如何にも今っぽい受けを狙ったデザインの土産物はモヤッとするけど、昨今の伊勢ブームを思うと中々見事な施策だったんじゃないでしょうかね。ちょっと気になって落語で有名な煙草入れを調べたら、抜け目なく横丁で売ってるそうです。素晴らしいね。

昨日、いつものように徒歩出社してたら、交差点に若い女性がいたんだけど、手にしていたのがヨレヨレの紙袋。
ハイブランドのショッパーを後生大事に使う女性がいたのって20年ぐらい前だっけ?もっと前かな?今時こんな人いるんだ、と思って近づいたらピンクの紙袋には「Hoppy」と書いてあった。

なんかちょっと見る目変わった。

居酒屋っぽさのカケラも無いデザインだったから、もしかしてあの人はホッピーが何か知らずに持ってるのかなぁ。それにしてもヨレヨレだったけど。

三連休中日にホーム最終戦へ。相手は既にチャンピオン確定の川崎。

自由席もアウェイ側ギリギリまで水色のサポーターが入っていて勢いがあります。いつもちょうど真ん中辺りで見るのだけど、東京サポの声が掻き消されそうなのは久しぶりでした。まぁそんだけスタジアム全体が喧噪に包まれていたわけで。

何故か家長のバナーだけゴシックで京急線の駅みたいだったのが気になりました。

試合は圧倒的に川崎ペース。前半からポゼッションで確実にやられ、後半は川崎もバテたのかボールを持たせてもらえるようになったけど、その時点で動けるのはディエゴだけという情けない状態で。
川崎は中央からのミドルと両サイドから速くて低いクロスというシンプルな攻撃なのだけど、風間大明神時代の攻めダルマスタイルの置き土産か、ミドルの精度、少なくともゴールマウスに行くというところが良いですね。1点目の失点は東京の最終ラインがプレッシャー受けて苦し紛れに横にはたいたミスを拾われてのミドルだったのだけど、東京の選手だったらあれ入ったかどうか分からんなと正直思いました。
多分、ここ2年ぐらいで川崎は中盤と前線の守備が組織化されてむやみにボールに行くだけじゃ無くて、プレッシャーかけて行ける時に周りがボールキャリア以外にもプレッシャーかけるというのがとても上手に出来ている気がする。逆にプレッシャーを掛けられても憲剛なりに強いパスでしっかり預けて一旦逃げる。

東京はディエゴが球を落ち着かせ、運び、撃つという感じなので抑えられるとチームとして何も出来ず。それでも何度かチャンスは作りましたが。全体にレベルの差が大きい試合でした。高萩をトップに入れたのも何か狙いがあったんだろうけど、良く分からないままに終わったし。室屋はよく見えたけどSB一人だけじゃねぇ。

そうそう、レフェリーがやたら自信持ってたり、でも基準がフラフラしてたり、怪我で倒れてる選手放置したり、パスコースに入ったり、妙にユニークだな、と思ってたら家本でした。でも、私が見た歴代イエモッティーの中ではかなりまともな方だったと思う。カード少なめだったし。

この日はスカイカムが入ってました。ハーフタイムにバッテリか何か交換してた。
ラグビーの試合では見たことあったんだけどサッカーで味スタで見たのは初めてかも。

なんか入管が落書きを批判したら炎上したみたいな話。
東京入管「難民解放の落書きやめて」ツイートに批判殺到「ひどいのは、お前らだ」 - 弁護士ドットコム

なんで落書きと入管の間に不等号を入れようとするのかね。

二律背反でも無いものに。「あたしと仕事、どっちが大事なの」みたいな話のように思えるのだけどな。

オフィスに居たら、防災無線のチャイムの音、続いて何を言ってるのか分からない音声、締めのチャイムの音。

しばらくしてTwitter 見てみたら

内容は以下のとおりです。
=======
政府からの発表
これはJアラートのテストです
=======

とのこと。

この辺、ビル多いやん。反響で多分大部分の人が何言ってるか聞き取れないと思うのよね。意味あるの?
てか、ホンマもんのアラートやったら死ぬし。17時に音楽流れて「あぁ、後1時間で帰れる」っていう以外の意味無いと思うのよね。

音声聞き取れないんだから、Jアラートぐらいのレベルだったらメタルギアぐらいの効果音と音楽流せば良いのに。

先日の鈴鹿行きの時も、ほとんど使ってないのにみるみる減って30%ぐらいになったので、携帯していたバッテリで充電しても51%とかで充電が止まってしまった。そんなことを繰り返しながら行って帰ってきたのだけど。

その後、一度減るに任せていたのだけど、1%から中々電源が切れない。画面の輝度を最高にして、動画流してたら落ちた。でもって、数時間放置の上再度充電したけど、やっぱり状況は改善しなかった。
ゆるゆると50%ぐらいまで落ちたかと思えば30分で20%ぐらい落ちたり。

どうしたもんかなとアポーのサイトを見たらチャットで問い合わせが出来るとのことで色々聞いて見た。
前提として上述の放電→充電でもダメで、バックアップ→リストアもダメ、一度 Genius Bar でバッテリーチェックは受けていて問題なしという結果になっている。
  • iTunes を使って(これが重要らしい)バックアップした後初期化して、初期か状態のまま(リストアせず)に動作確認すればハードかソフトかが切り分けできる。
  • その上でソフトが原因だった場合は、どのソフトかというのはリストアデータからは分からないので1つずつアプリを追加して試す、などが必要。大変だ。
  • (格安)SIMを変えたからといって、当該現象が起こるという報告は受けていない。
とのこと。結局、バッテリー交換をしてみることにした。サポート自体は非常に丁寧で、結局解決はしなかったものの、何が出来て何が出来ないのかは分かったので良しとしよう。

Genius Bar の予約方法が変わったみたいで、向こう1週間ぐらいしか取れなくなって非常に不便になっていたけど、朝見て空きがなかったのに昼飯後に見たら1スロットだけ空いていたので予約。さてどうなることか。

1年ぶりぐらいに福岡へ。福岡と言えばラーメンなんだろうけど、福岡でラーメンを食ったのは大学1年の時に佐賀出身の友人の実家に行ったときだけのような気がする。あと、去年か一昨年に屋台で焼きラーメン食ったか。

ということで、ごぼ天うどん。

ごぼ天はうどんを覆っているものだと思っていたけどバラで出てきたのは初めて。いつもはそんなに食べないけど、明太丼が300円で付けられると書いていたので頼まざるを得ない。ああ、炭水化物摂取過剰。
そういえば、注文の時に「葱と大葉が入ってますけど大丈夫ですか?」と聞かれた。うどん屋に来て葱抜きにしてくれとかいう人いるのかなぁ。うどん屋選ばなければ良い気がするけど。

蕎麦は東北や長野が美味いなぁと思うのと同じで、うどんはやっぱり西が良いですね。
今回はあまり時間が無かったので行程の途中で便利そうな天神PARCOの地下のうどん屋さんに入ったんだけど、満足でした。PARCOってやっぱり女性客が多いけど、スーツ姿の男性1人なんかもいたり。

天神PARCO、一等地にあぐらをかかず、テナントのリーシング頑張ってる感じがありましたね。東京でのヒルズ系の嫌らしさもなく、上手にターゲットにあった店を入れている気がします。飲食フロアは若いカップルが並んでる店もそこそこあったりして。

天神から南天神の地下道も週末とあって人が一杯。キャスター付きのケースを引っ張る観光客も多いけど、地元民も多く。アパレルが閑古鳥気味なのは東京と同じだけど、下手な都心の通りなんかよりお金が動いてる感じがあって活気があります。


南天神から地下鉄で少し行った六本松なる街は九大のキャンパスがあって学生の街だったそうだが、キャンパス移転で生活感と軽い都会の感じが混じった感じの街になっていた。数年前に見たときはだだっ広い空き地が工事用フェンスで囲まれていたのだけど。
ここも飲食店に行列が出来て街の活気を感じる一方で、九大の跡地に商業施設が去年開業していた。
六本松421、2017年10月全面開業-九大跡再開発、蔦屋の旗艦店、科学館などで構成 | 都市商業研究所

1階はデパ地下感のある小さなエリアと少し高級志向っぽいスーパー、2階は蔦屋とスタバ、3階から上が科学館なのだけど、結構なエリアが無料で見学、利用出来るようになっていた。駅直近の建物をこれだけ贅沢に使うのも行政凄いな、と思ったけど、まぁ、学校跡地とかって得てしてそういう物かな。
スタバに行列が出来てるのは東京と同じ。喉が渇いていたので、入り口近くのスムージー屋でグレープフルーツのスムージー買ったけど美味かったですよ。ちょっと割高感あったけどスタバも高いしね。

科学館、というものに来たのは小学校の時の神戸の青少年科学館以来な気がするけど、30年前はボタンを押す、ハンドル回す、ぐらいしか無かった入力が、今は画像処理が殆どなのですね。
カメラに向かってアクションするとリアルタイム処理されてディスプレイに表示されるとか、凹凸を検知するとか、多分ICタグを使って模型の判別行ってたりとか、あの頃は夢のようだった事が普通になっていて、子ども達が普通にそれらを体験して遊んだりしているのを見て何だか不思議な感じでした。また30年経てば全く想像もつかないインタラクション方法が出来ているのでしょうかね。ディスプレイも変わるんだろうな。

知り合いの幼なじみのご両親が定年を機に娘の嫁ぎ先である福岡に引っ越したって話を聞いて、ジジイになって行動範囲が狭まるならこういう所も良いかなぁと思いました。まぁ20年後の各都市がどうなってるかは分からないですけどね。

メインの目的はサーキットチャレンジャーだったのだけど、もし行けるならバックヤードツアーも行きましょう、と。ただ、ツアーは1日2回、日帰りを考えると15時の回しか参加出来ず、1回あたり限定25名とのこと。
レーシングコースバックヤードツアー|モータースポーツ|鈴鹿サーキット

行ってダメなら諦めましょう、ということで12時過ぎに着いてダメ元で聞いたら「空いてますよー、大人5名ですかー」ということで一人500円のチケットを購入。15分前までにレーシングシアターの下に来るように、とのことであった。

サーキットチャレンジャーを2回乗って外に出たら14時20分ぐらいだったか。14:45までに来いと言われていたけど昼飯も食ってねぇ。急いで明らかにちゃちいフードコートに行く。

折角なので伊勢うどん。本当は(?)レース開催日にはサーキットに美味い伊勢うどん屋が出るそうなのだけど、残念ながら当日は無く。で、この伊勢うどん、元々ふにゃふにゃと聞いていたが噂通りで、汁?もパンチが無くて全体に印象薄めでした。いつか一応ちゃんとしたのも食べてみたい。

頑張って食べて、14:45に集合場所に行ってもそれらしき人は誰もおらず。5分ぐらいウロウロしてたらネームタグの束を持ったそれっぽいオッチャンが来たので聞いたら案内の人だった。結局、参加者全員が揃ったのは15時前。別に15分前に来なくても良かったんじゃん。オッサン5人の他はカップルと親子2組だったかな。

最初にメインスタンド横のVIPスイートなる建物へ。5階のガラス張りの部屋で後ろで食事したりしながら観戦出来るということで、大井競馬場のダイヤモンドターンみたいなもんですね。F1の時は一人30万以上だということだけど、もっと高くても捌けるんじゃ無いのかなぁと思った。実際完売してるということだし。
西日が強くてコースの写真はイマイチ。

その後はマイクロバスでピット側に移動してピットタワーへ。

最初に入ったのがメディカルセンター。手術台やレントゲン室などがあって、F1だと医者が20名ほどいるのだとか。外に救急車があってこれは8台あるそうな。とある部屋にプラスチックの安っぽいデカ目のバスタブみたいなのが転がってて「これは火傷の処置用ですねー」って言われてゾッとした。

丁度、フォーミュラカーの練習みたいなのをやっててピットレーンギリまで出て観ることも出来た。フォーミュラーカーの後はプロトタイプと市販車みたいなのが走ってたんだけど、ピットの裏側を見学してるとチラホラとドライバーの人が休憩してたり。結構くたびれた感じのオッサン(失礼)がツナギの上半身脱いでペットボトル飲んでたりするのよね。あれ、普通の趣味なのかな。結構大変そうだけど。

この後はピットタワー側のVIPルームとかコントロールルーム、メディアセンターなどを丁寧に説明してもらいながら回った。コントロールルームのカメラ、パンとズームが凄い。丁度1台コースアウトしたんだけどズームがどんどん寄れるのね。

メディアセンターの後はポディウムへ。

ポディウムは結構ちゃちくて、フェンスもちゃんとなくてまぁまぁ危ない感じ。下から撮影するときに全身が見えるようにということで、ワイヤーだけになってるそうな。そういえばそうだな。

ピットは単車は1ブース、四輪だと2ブースぶち抜き、F1は2台で4ブースつかうのだとか。

1時間ちょっとのツアーで大満足でしたよ。これが500円は素晴らしく安いし、何故定員25名が埋まらないのかとも思うけど、まぁここは地元の人にとってはただの遊園地ということなのかな。

再びメインスタンド前まで送って頂いて16時を回っていたので土産の赤福を購入して車に。岡崎PAに19時過ぎ、静岡駅に21時。静岡に止まる新幹線は1時間に2本ぐらいしかないので、30分ほど土産屋をウロウロ。なぜか桔梗信玄餅を売っていた。それむしろ今川や徳川の敵の物やろ、と思うけど岡崎PAにも桔梗信玄プリンなるものを売っていたので関係なく侵蝕している模様。岡崎なんて明らかに松平だし。

帰宅したのは23時頃。軽く寝酒を呷って床に就きました。充実の1日であった。

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