戯言

2013年06月

インデックス、民事再生手続きを開始

色々思い出そうとしてるのだけど思い出せない。最初なんだったっけなぁ。当時一緒に仕事してた奴の元居た会社をインデックスが買収したんだったか。そこからどう話が広がったか覚えてないんだけど、いくつかのプロジェクトを請け負った。10年ほど前。

公式サイト花盛り、勝手サイトは集客が難しい、公式になってキャリアのメニューのどれだけ上の階層、上位に掲載されるかがキモ!みたいな時代だった。で、公式サイトの開発とか保守をやってました。一部勝手もあったな。回線事業者系と組んで課金みたいなの。ほら、公式はコンテンツ審査が厳しくてね、あーゆーのとかこーゆーのは乗せられないから代わりに回線事業者が500円とかでやるとかね。開発会社が夜逃げしたから保守お願いって泣きつかれたこともあったな。

最初はオイラの会社で受けてたんだけど、シニアニートになってからは一人で受けてた。
当時は3キャリア+出たてのFOMAと自分の個人の携帯を常に持ち歩いてて、友人知人に会うと笑われたものだ。テスト期間は更に貸与された端末を複数持ってたり。一応契約上は平日18時か19時までの保守対応なんだけど、22時だろうが土日だろうが電話かかってくるのよね。最後に契約を解除するときに契約書を確認した担当者が「あ、24時間じゃ無かったんですね、今までスミマセンでした」って謝ってくれた。彼も担当が3人ぐらい変わった先だったから元の契約なんか知らなかったんだろう。

最後は、オイラがスペインだったと思うけど、当時としてはまだ困難だった海外ローミングの準備して、つまりノートPCとモトローラの端末+Vodafoneの回線に海外から調達したUSBの接続ケーブル持って旅行に行って、何もなくって良かった、と思ったら、CDG-NRTの間に障害発生したらしく、成田についたら20件ぐらい留守電が入ってたんだよな。そんときに「もう無理っす」と思って(元はと言えばオイラがニートになるときに契約切ろうとしたらお願いだから続けてくれと言われた)、当時懇意にしてた開発会社に保守契約を譲って終了。

ここのところの怪しい取引の話とか聞いて、あの会社が巻き込まれてなければいいけど、と思ってたら案外早く民事再生とな。一度、オイラの会社と合弁で会社立ち上げましょうみたいな話があったんだけど、超上から目線で revenue share 要求されて話無くなったことあったな。当時から大手広告代理店とかTV局と組んで云々とかいかにも転けそうな山っ気のある話にクビ突っ込んでる話は聞いてたけど。

あの頃珍しくストックオプションの意味があった会社だったし(オイラの周りでは)。栄枯盛衰。

ESPNが3D放送を年内打ち切り、需要伸び悩みで

コンフェデレーションカップが始まる前のリリースを見たときに「ん?」と思ったんよね。
ソニー、4Kでコンフェデ杯を試験撮影

総務省はサッカーW杯ブラジル大会を念頭に、平成26年の4K放送開始を目指しており、世界に先駆けた4K放送をにらみ、4K対応機器の性能や使い勝手を検証する。

2010年4月のニュースはこんな感じだった。
「ソニーとFIFA、3Dで撮影するワールドカップ25試合を発表」

もう、この先サッカーは臨場感タップリの3D映像ですよ、これからハードも安くなるし、そうすればソフトも充実しますよ、と。あれから3年経った結果がこれですよね。

何か、あの頃からピンと来なかったんだけど、多分みんなそう思ってたんだよなぁ。遼くんのショットが3Dで、とか量販店の店頭でやってましたけど。
オイラが学部生でVRやってた頃から各メーカーが3Dテレビの試作機を出したりしてたんだけど、結局20年近くたっても超えられない壁があるんでしょうなぁ。ロボットの不気味の谷みたいなもんかな。

こないだの飲み会でもバドミントンファンの人と話してたんだけど、会場やスタジアムで見るライブ感っていつか遠隔地で味わえる日は来るんでしょうかねぇ。

冷蔵庫を開け、週末の残りもののタマネギ半玉とナメコ、卵2つを取り出す。フライパンの上でタマネギを直でスライスし、めんつゆと醬油と料理酒を適当にぶっ込んで洗ったナメコを放り込む。適当に汁気が飛んできたところに別で溶きほぐすのも面倒なので卵2つを直接投下してかき混ぜる。焦げ付きそうな寸前に火を止めて皿に。
すげー適当に味付けしたのに美味い。なんてーか親子丼?ご飯にかけて食べたいけど、あんま晩飯に炭水化物摂らないのよな。それに思った以上のボリュームになったし。てか、非常に上手に味付け出来たのに適当にやったせいで再現性が無いって言うね。

それと、同じく残り物で賞味期限の怪しい烏賊の塩辛を食うという不思議な晩飯をとりつつ(ちなみに休肝日なので飲んでない)、PNCの日本 vs アメリカを見た。
個の力、特にウイングの走力で負けるシーンが2回か3回あったけど、それ以外は全て日本が上回っていたような気がする。特にスクラムでアメリカを苦しめてペナルティトライを取っちゃったり、あのWales戦を境にどうにかしちゃったんじゃないだろうか。

これで先日のカナダ戦勝利と相まって日本のIRB ランキングは14位に上がったそうな。上3つはNZ,RSA,AUSの南半球3カ国。4〜9位は、British&Irishの5カ国+サモア。10位が TriNations に加わったアルゼンチン、11位トンガ、12位イタリア、13位フィジーと。こう見ると、そろそろ限界というか、行けて11位のトンガぐらいまでかな、という気がしてしまう。10位と11位の間、6位ウェールズと7位サモアの間ぐらいに高い壁がありそうだ。

アメリカ戦でもやはり田中の動きが際立っていたし、同じくSuper15参戦の堀江も素晴らしい動きで他の代表メンバーと差を見せていたけど、南半球ではそれぞれスミスとロビンソンの控えに回ることが多かった。やはり、NZやAUSは格段にレベルが違うんだなぁ、と。

翻って、コンフェデで酷評されたザックジャパン。FIFAランキングは32位。負けた相手はイタリア8位、メキシコ17位、ブラジル22位だ。コンフェデ前の日本は30位だったが、これで3連敗して何で酷評されるのか、というか、そもそもどうして「勝てる」空気が醸成されるのかが不思議だ。視聴率を上げたいTV局に皆様踊らされてるのかしらね。

アメリカに38 - 20 で勝ったのだけど、解説の大畑が「今までの代表は負け方を色々評価されてましたけど、やっと勝ち方の話を出来るようになったんですよね」と言っていた。世界で14位のラグビーがその状況なんだから、サッカーももう少し謙虚になってもいいんじゃないでしょうかね。

日曜はパーリーに誘われて新宿御苑へ。プロの料理人が裸足で逃げ出すような人というか、一部プロもいたんだけど、そういう人達が料理を振る舞うというイベントで、思いつきでHさんが企画したとか言ってたけど、ホイホイ行ってきました。
昼過ぎから混むかも、というので12時ぐらいにワイン1本下げて行って、14時ぐらいに退散して新宿WINSで宝塚記念買おうと思いましてね。天気も良いし、アルコール抜きがてら甲州街道散歩もよろしかろう。

着いてワイワイとやっている内に14時を過ぎ、途中で帰ったり抜けたりする人もいて、さほどの混雑でもないので、もう少し居ても良いかな、なんてやってたら14時半。さて、そろそろ行くか、と思ったのだけど、虫の知らせというか何というか。

ふと、WINS の場所変わってないよなぁ、と思って検索。前に行ったのは何年前だったか。KEiさんに頼まれたんだったか、KEiさんと一緒だったか、MCS買いに行った覚えがあるんだけど、すんごくヤニ臭かった印象があるのよなぁ。それ以来行ってない。まぁ、そもそも馬券は競馬場で買う主義なので。

んで、調べてみたら

東日本大震災の影響により営業を休止しておりますウインズ新宿につきましては、お客様の安全に万全を期すため、平成26年の竣工を目指して建替工事を実施することとし、完成までの間休業させていただきます。

ですって。

JRA|ウインズ新宿

んあー、どうすっぺ、急いで帰れば JRA Direct 間に合うけどなぁ、何か面倒になってきたなぁ。ということで、腰をすえて飲み続けてしまいました。フェノーメノが連に絡むと予想していたんだけど、降り続いた雨の影響か芝の上で蹄鉄が空回りしたようで。思えば、去年の秋にフェノーメノとルーラーシップには散々騙されてもう買わないと誓ったんじゃないか。天皇賞1つで騙されてはいかん。ま、買わずに正解。

そんな感じで結局16時ぐらいに引き上げたのかなぁ。随分酔っ払ってる自覚はあって、皿洗いとかしながら酔いを醒ましたつもりだったんだけど、結局帰宅経路を覚えていない。気がついたらコンタクト付けたまま寝ていて、起きたのが20時ぐらいでした。

色んな人と話が出来て、美味しいものが食べられて素晴らしい会でした。感謝。

終わらせておかなきゃ。

犬山駅から特急に乗り、今度は名古屋を超えて一気に東上する。國府とかいて「こう」という駅まで1時間10分、そこから単線に乗り換えて終点豊川稲荷駅まで。

日曜の午後というのに人気が無い…駅前なのに。少し不安を覚えつつも、Google Mapsを頼りに門前へ。近づくとそれなりに人がいた。

犬山でご飯やを見つけられなかったので、この門前で店に入る。きしめんといなり寿司のセット。場所柄間違いあるまい。いなり寿司は四角いタイプで甘め、色んな具が入っていた。東京で話すと結構意外な顔をされるのだけど、関西のいなり寿司(お稲荷さん)は三角形だ。

腹を満たしたところでいざ豊川稲荷へ。

ここの狐、無駄にダンディでマッチョなのだ。天気が悪いので写真映り悪いな。結構な湿度だった。建物関連は特に見るべきものもなく。

ここは伏見の鳥居よろしく幟を奉納するようだ。名古屋が多いけど、全国各地の住所氏名の書かれた幟が道沿いにずらりと並ぶ。

んで、一番奥に行ったところがクライマックス。

狐の山。気持ち悪いぐらい小さな狐の像が置いてある
隣で団体に説明してるガイドさんの話では、先の幟を納めたりしてお稲荷さんに願掛けして、願いが叶った人が御礼として置いていくのだとか。

ちょっと綺麗な庭園の角度があったので写真を撮ってみたり。が、基本これだけだ。何だろうな最上稲荷に行った時の寂れっぷりと通じるのだけど、やはり伏見は凄いなというか京都って凄いな。多分、同じ建造物があっても全く違うように見せるパワーがあるんじゃないだろうか。
最上稲荷: 戯言

再び寂れた商店街を抜けて、今度はJRの豊川駅を目指す。商店街の看板にもスポンサーが付かないのか「↑駅」という看板ばかりが並ぶ。

少し涼んでから電車で豊橋へ。都会(?)だ。ここで刈谷へ帰る知人とお別れ。貴重な豊橋停車のひかりに乗って東京へ帰って来ました。何かオイラの趣味の大移動に付き合ってもらって悪かったなぁと思ったんだけど、後で聞いたら暇つぶしに観光できて良かったと。本心かどうかわからんけどまぁ良かった。

とりあえずこれで「伏見」「豊川」「最上」の三大稲荷を制覇しましたよ。ただ、三大稲荷には諸説あるので、いつか佐賀の祐徳稲荷も抑えておきたい。鍋島の見学に行ったときに雨とアルコールの為に断念したからなぁ。また肥前鹿島行きたい。

富士山5合目まで鉄道で 富士急社長が構想

この記事みた瞬間にもうマスドライバーしか思いつきませんよね。レールガンで宇宙基地とかに向けて物資をぶっ飛ばすわけですよ。マスドライバーって用地とか耐久性とか色々問題ありそうだけど解決ですね。線路を頂上まで延ばせば 3500m超えたところまで道が出来るわけですよ。あの富士山の末広がりな感じの裾野は宇宙空間へ射出のに打って付けじゃないですか。

でもな、客車打ち出すとしたら999が富士急になるのはダサいな。

そういえば、乗客は高山病にならんのかな、ああ気密保てばいいのか、旅客機みたいに。ということは、富士山登るときも宇宙服着ていけば高山病にならないのかな。どっちがしんどいかしら、とか訳の分からんことを考え出したところで終了。

まぁでも確かに車走らせてハイシーズンは駐車場待ちで早朝から大渋滞とかいう話だから(オイラが行った時はすんなりだったけど)、道路潰して鉄道にしてしまうってのは一つの方法かもしれませんね(とマジメに戻して締める)。

日曜、駅近の安宿を出て地下街へ。開店前のシャッターが並ぶ中に1箇所、人が群がっているところがある。

コメダ珈琲店だ。

8時半というのに名前を書いて待つ感じ。とは言え、1分ほどで呼ばれたけど。日曜の朝だからほぼ観光客なんだろうな。学生のような人が多く、外観の写真を撮ってた。

ということで、オイラも観光客よろしくモーニングセットだ。ドリンクだけの値段でトーストとゆで卵がつくというのでホットティーを。400円程度でそれなりに温かい朝食が摂れるのは良いね。サラダつけると+200円なんだけど。

食べ終わったら名鉄名古屋駅へ。昨日会った友人も刈谷から来るというのだけど、知立というところから乗ってくると。無事に特急の車内で合流。ちなみに名鉄の特急は阪神や阪急、京王みたいに別に特急券は要らないんだけど、指定席の車両もあるという不思議な体系。指定席には指定席券が必要。

30分ほど走ると犬山遊園駅。降りて少し歩くと木曽川が見える。橋の下には屋形船が。鵜飼いを見る奴かな。

逆サイドを見ると山の上に小さく天守閣が見えます。うわー、犬山ってただの地名だと思ってたら本当に山の上にあるじゃねーの。結構行くの大変そうだな。

なんだけど、左手に寂れた旅館、右手に木曽川を見ながら10分〜15分ぐらい歩くと最後に坂をグッと登って犬山城への順路が。お稲荷さんの鳥居をくぐって石段を上がるとそこが入口。入場料を払って入ります。

何のことはない狭い敷地に決して大きくない天守閣があるのだけど、これが日本に12しか残っていない現存天守、かつ4つしかない国宝の1つな訳ですよ。元は信長の叔父が作った城に江戸時代になってから天守閣が作られたもの。

中は彦根城と同じく非常に急な階段で4層の造り。一番上の層では外をぐるっと一周出来るのだけど、山城ということもあって中々の眺めでした。

んでまた階段を降りて、余りに蒸し暑いので売店でラムネを。今度は犬山駅の方へ歩きます。

犬山遊園側の寂れっぷりとは打って変わって、街並みは中々綺麗でそこそこ観光客もいる感じ。ちょっとした鎌倉風なお店が多いかな。と、ボンヤリ歩いてたら、なんかゴレンジャーみたいな色彩の5人組が小さい原チャリをブイブイ言わせながら走っててビックリした。凄い場末感。特に楽しそうな顔をしているわけでも無く、スピードを出すわけでも無く。他に時間の使い途がないからやってるって感じ。

どっかで飯でもと思ったんだけど、ちょうど良い感じのところが見当たらないまま犬山駅へ。とりあえず移動してしまいますか、ということで再び特急に乗りました。

国宝4城のうち、姫路と彦根は行ったんだよな。松本城も中学の修学旅行か何かで行ったような記憶があるんだけど定かでは無く。いつか行っておこうか。

知人が帰国というか来日というかしたという連絡があり。それじゃ飲もうという話になるんだけれども、いかんせん仕事で来ていて場所が刈谷だという。どこそれ?と調べたら名古屋の右下側らしい。
じゃ、とりあえず土曜日名古屋で飲もうか、ってな感じで名古屋へ。先々週の話。

名古屋は常に通過地点で、街を歩いたのは一度きり。その時も岐阜の学会というか展示会に出展した帰りだった。阪神大震災の直後ぐらいだった気がするなぁ。ここまで来ていながら帰れない、と思った記憶がある(大阪〜神戸間の東海道線が動いてなかった)。

そんな名古屋、観光となるとどこへ行けば良いのか。常に神社仏閣、城、酒蔵などを探し歩くオイラも「尾張名古屋は城で持つ」という名古屋城しか思いつかない。ああ、そうだ、熱田神宮があるじゃない。
ということでこの2つを目標にオイラとしてはスカスカのスケジュールを組んで出発。

朝8時40分に品川駅。オイラにしては遅い。が、バスの運ちゃんが異様に丁寧な運転を心がけて下さる方で、本当に涙が出るほど丁寧で、駅前のバス停に5分遅れで着いたので猛ダッシュして何とか乗ることが出来た。学習:「品川高輪口(それも横断歩道逆側)のバス停から新幹線のドアまでは3分で走りきれる」

車内を移動して何とか自分の座席に座る。普段は見向きもしない車内販売のワゴンからオレンジジュースを買ってやっと落ち着く。1時間40分ほどで名古屋駅。妙にざわっとしたコンコースのアウェイ感。博多に降り立ったときに似てるかな。とりあえず最初の目標錦3丁目へ向かって歩き出す。魚市場のようなところを過ぎ、てくてく歩く。日射し強い。道路広い。
繊維街と風俗街が合わさったような不思議なエリアを抜けて行くと、だんだんと飲み屋が増えてきて賑やかになる。その辺りのビルの谷間にに目指す店が。ひっそりと。

丁度11時に「いば昇」。とりあえず名古屋行くんだから櫃まぶしでも食っておこうと色々調べたけど、ここが元祖だというので(登録商標は別の店が取ってるとか)ここに。11時からというので並んでいるかと思ったけど、11時過ぎに入ったらすぐ通された。11時半ぐらいからは少し待つみたいだ。


盛り方が汚くて申し訳ない

結構待たされて出てきた櫃まぶしは少し量が少ないが大食いで無いオイラには丁度良い。値段も3000円しないし(本当に東京の鰻は高いし年々高くなる)。鰻は見た目少し焼きすぎか、というぐらいに焦げがあるのだけど、これが中々美味い。ただ、茶漬けが本当にお茶なのが口に合わなかった。出汁の方がいいなぁ。オイラは山葵で頂くのが一番おいしゅうございました。
店内は入ってすぐ右手に座敷、その奥にテーブル、その奥は大きめの座敷になっているのだけど、入ってすぐのところは順番待ちの客の視線が気になる、というネット情報を忘れてそこに座ってしまったので、後半10分ぐらいは視線を感じつつ食べる羽目になってしまった。
元祖とか老舗を売りにしてるところって美味しくなかったりするけど、ここは満足でしたよ。

とりあえず満腹なので栄の方に出て北上する。徐々にビジネスビルが増え、東京で言う虎ノ門あたりの感じであろうか。週末ということもあって人が少ない。妙な城っぽい県庁と市庁舎を過ぎると左側に名古屋城。梅雨とは思えない日射しに燦然と鯱が輝く。

鉄筋コンクリートの城ということもあって、そんなに期待してなかったけど内部の展示はそこそこ面白かったかな。それにしても暑い。後、戦争で失われた本丸御殿を復元して5末から公開ということで少し並ばされた。白木の綺麗な、というかぶっちゃけ余所余所しい感じの御殿が出来ていましたけど、まぁね、って感じで。

この後、知人との待ち合わせまで時間があるのだけど、どこへ行っていいものやら全く分からないので名古屋駅へ戻る。なんかドア際に頑張って人の乗降の邪魔をする人を何人も見たんだけど、ああいうのは名古屋人は気にしないんでしょうか?カルチャーの違いかしらね。
名古屋駅で JR高島屋なるところを冷やかしてみたけど特に何と言うことも無く。15時の待ち合わせに向けて熱田へ。


立ち食いきしめん

無事に知人と会えたのでそのまま神宮を目指す。JR熱田駅を降りてすぐのところから鬱蒼とした森が見えるのだけど、入口までは随分と遠い。かなりの敷地なんだけど、多分一般人が入れるのはそれほど無いんだと思う。
道路の逆側に見事なシャッター通りが連なるのを見ながら歩くと名鉄の神宮前駅が出て少し賑わいを見せる辺りで敷地に入る。なんか4年前に新しくしたという社殿で、伊勢神宮に似たユニークな造りながらピカピカで不思議な感じでした。


あの奥に天叢雲剣があるのかどうか

他に大して見るものもなく、表参道から写真撮って帰ろうかと思ったのだけど所謂「熱田神宮」と書かれた石碑的なものが見当たらず。どっかにあったのかな。

30分もかからなかったので時間が余りまくり。個人的には名古屋城と熱田神宮で目的を達してしまったので、どうしようね、と話をすると知人も名古屋をよく知らないが、一緒に来ている連中が名古屋港の辺りに水族館とかあって良かったと言っていた、というので地下鉄で行ってみる。

ついたら南極観測船「ふじ」があるというので写真を撮りに。ついでに300円払って入ってみたけどなんてことはなかった。

んで、水族館の方に向かったら「16時半で閉めまーす。今入っても17時半までですよー」とお兄さんが声を張り上げている。なんというやる気の無さ。土曜日なのにそんなに早く閉めるのかよ。ま、別に水族館行きたかった訳でも無いし、この時刻なら早めにやってる店あるかもね、ということで金山なる駅まで戻る。すんげー賑やかなところだった。新橋的なところなのかな。適当に17時からやってる店を見つけて入ったんだけど当たりでした。日本酒が。もしかしたら名古屋では客単価が高い部類のお店かもしれないけど。

結局4合か5合飲んで駅前のホテルに帰って倒れ込みましたよ。安宿だったので空調うるさかったけど。
なんともつかみ所の無い都市、名古屋でございました。

子供に自分の達成できなかった夢を託そうという親は結構聞く。亀田三兄弟とかああいうスポーツ系の人多いのかな。芸能人なりたい、みたいなのもあるかな。自分は大学に行けなかったら子供は進学させたいってのもあるだろう。何となく分かる。

逆に、自分の道を歩ませようという人もいるのよな。以前世話になってた美容師さんは息子さんを地元で育てたいからといって徳島へ帰っていった。自分が出た大学に入れるとか、自分が留学したから子供も留学させるとか。こっちは感覚として良く分からなくて、自分に絶対の自信があるんだろうなぁ、と思うとある意味羨ましい。自分の道は間違ってなかったという自信。逆に間違ってなかったことにするための強制なのかな。

宗教なんかもそうだよなぁ。親の信仰を子に押しつける。それが正しいことだもんね。間違いない。

そんなことを友人が離婚したという話を聞きながらぼんやり考えていたのでした。

土曜日正午、秩父宮ラグビー場正門をくぐった。

正直、あまり乗り気では無かった。日本代表にそんなに興味ないし、IRBランキング5位、今年の6 Nations を制したウェールズ代表が来日するというのであれば見たい選手も沢山いるのだけど、今年は British&Irish Lions の南半球(オーストラリア)遠征の年なので主力はそちらに取られていて来日メンバーは若手主体の1.8軍ぐらいだ。
先日の飲み会で、過去にオイラが何度かラグビーに案内した友人が、ウェールズ戦のチケット取った、一緒に行こうよと半ば絡み気味(飲み会の前から酔ってた)に言ってきたので「わかった、週間天気予報で大丈夫そうなら行くよ」と。実際1週間前の予報では曇りだったのだけど、前日には昼に雨という予報になってしまった。むーん。

正門をくぐると「一般入場の方はこちら」と右手に案内された。いつもはそのまま真っ直ぐ列に並ぶんだけどな、と訝りつつ進むと、なんと今まで入ったことの無いテニスコートの中で並ばされた。え、試合開始2時間前でこれですか?と驚く。10分ほどで入場。オイラはオンラインチケットだっただけど、バーコードリーダが機能しないらしく番号を手書きで控えてバーコードに赤線を引くというアナログ対応だった。前にもあったな。

ひたすらバックスタンドを目指したが、すでに中央部分は無理。というのも、今回は友人3人と観戦するのだ。いつもの13番ゲートを諦めて14番ゲートへ。座席確保したんだけどどうやら日本代表サポの真後ろに陣取ってしまったらしい。んでもってめっちゃ暑い。カッパ必要かと思ってたのに真逆。さしものサーモスのタンブラーでもビールが温もっていくのを飲みつつ本を読んで時間を潰す。メインスタンドのお金持ちの方々(指定席)はまだガラガラ。

1時間ほどして友人2名が来たので正門のところにTシャツを引き替えに。今回の前売りチケットはTシャツ付きだったのだ。

人の流れに逆行しながら正門前に行ったら阿鼻叫喚の修羅場と化していた。「再入場できますので、とりあえず入場して下さい!」とマイク越しに叫ぶ係員。正門からあふれ出しそうな人。ラグビーってこんなに人気スポーツだったんですか。人を掻き分けてTシャツを受け取り、またバックスタンドに戻るのが一苦労でした。

セレモニーの頃にはメインスタンドもギッシリ。伊藤忠側の屋根の下もギッシリ、逆サイドの立ち席にも結構人が入っていて、オイラ秩父宮に何度も通ってますがこんなの初めてです。
ファン殺到!テストマッチ最多2万1062大観衆

2万超えたんですか。すげーな。Jリーグ並じゃないですか(涙)

前半は完全に日本が押し込まれる。ただ、最後の最後でミスやファウルがあり、ウェールズが取り切れない。逆に日本は先週の花園と打って変わってFB五郎丸のキックが正確無比。結局PGのみの 6-3 で日本がリードして折り返す。

が、後半すぐに鮮やかなループからトライを取られて逆転。ま、そんなもんですよね、という感じ。ところが、ここからウェールズのディフェンスに綻びが生じる。ラックサイドが甘いのか何度も日本にゲインを許し、最後は我らが神戸製鋼のウイングがディフェンスを引きずりながらトライ。このコンバージョンを又も五郎丸が決めて 13-8 と再逆転。さらに押し込んでSH 田中の好判断でトライを追加して 20-8 というリード。

ただなー、まだ20分あるからなー。日本代表がWorld Cupなんかで好試合して最後に追いつかれたりひっくり返されたりというのは見慣れてるしなぁ、と観戦経験の少ない友人が隣ではしゃぐのを横目に妙に冷めた気分でいた。

しかしウェールズはその後もスローフォワードなどのミスを連発し、日本の蹴り返したボールへのチェイスやラックの選手の立ち上がりなどが目に見えて悪くなる。この暑さが堪えたのか。逆にエディージャパンは25分を過ぎた当たりから続けてフレッシュな選手を入れてウェールズに簡単な突破を許さない。後15分、10分、5分、あれ?行けるんちゃうん?と思った36分に五郎丸がPGを決めて 23ー8。これで15点差となり、2トライ2ゴールでも逆転できなくなったところで勝負あり。エライもん見てしもうた。

試合終了後はバックスタンドが異様な盛り上がりを見せていました。2軍とは言え、宗主国の一角に対して完勝したというのは凄いなぁ。一緒に見たHさん曰く「前回のスコットランド戦勝利(89年)の後にバブルが来たんだから、今回も来るんだよ!」という謎のコメントが。

試合後は諸事情あってタクシーで移動したんだけど、オイラが2011RWCのシャツを着ていたからか、タクシーの運転手に「今日の結果どうでした?」なんて聞かれて驚いた。もしかして2019の日本開催に向けてちょっとずつラグビーの認知が上がってるのかなぁ。今回の Wales のツアーが人気上昇のキッカケになれば良いなぁ、と思ったんだけど、4時間日向にいたので帰宅したらフラフラで爆睡。月曜になってもデコと鼻が痛いです。しっかり日焼け止め塗っていったんだけどなぁ。

ああ、何となく思ったんだけどSH田中は凄い選手になってるかもしれない。Otagoで Aaron Smith を押しのけてStarter取ってたのは紛れではないかもよ。状況判断、パス、ステップ、キックがこの日は全て正解のように見えた。後、大野はそろそろお疲れ様って感じかなぁ。

このページのトップヘ