戯言

2012年04月

先日酒蔵の方に聞いた話。忘れないうちに書いておこう。

新酒鑑評会っつーのが年に1度あります。金賞受賞酒、とか書いてある奴を決めるコンテスト。各蔵が「うちの蔵はここまでの酒を造る技術を持ってます」というのを競うコンテストなので、一般流通用の酒とは作りが違う。

で、鑑評会出品用の酒は500mlの指定の瓶を利用する。指定のっていうのは、アール瓶と呼ばれるリターナブル瓶。リターナブル瓶ってのはその名の通り、回収して洗浄して再使用する瓶のこと。
ちょっと調べたんだけど、日本酒業界でもリターナブル瓶は導入しているものの、ジュースやビール瓶と違ってデポジットが無いらしい。ので、回収するモチベーションが酒屋に余りなくて上手く回ってないようだ。そういや昔はコーラの瓶を酒屋に持って行くと幾らか貰えたような。

このリターナブル瓶、ちゃんと洗浄してあるので基本的に問題ないんだけど、ごく稀に同じ酒を詰めても味が変わってしまうことがあるそうな。提出するのは精魂込めて造った酒を5リットルだけ、しかもその内鑑評に使われるのは2本だか4本だか(うろ覚え)なので、そこに運悪くダメな瓶が当たってしまうと目も当てられない。

そこで「ちゃんとした蔵」では「利き瓶」を行うところがあるそうな。
何をするかというと出品の1年前とかに30%〜40%の純粋なアルコール、もしくは普通酒などを入れておいて、使う前に「利きアルコール」をして変な匂いや味がついていないか確認する作業。40%のアルコールを利くのは大変らしい。そりゃそうだな。

ちなみに池袋で並べられる鑑評会出品酒は同じタンクから出しているものの、広島の鑑評会に出す物とは気合いが全く違うので、蔵によってはヒドイ状態のものを出してきてると。一般流通に乗るのも同じような状態。

ま、上述のように出品酒はコンテスト用の特殊な極限の酒なので、蔵の技術であって、一般流通用の酒がどうかというのと直接リンクはしないので注意。蔵によって得意分野は色々なので。

全県特区構想:知事「独立国作る」 横浜市構想に対抗、PTが初会合 /神奈川
ギャグとか妄想としては面白いんだけど、本当にプロジェクトチーム作ってるところが痛い。

黒岩知事は「構想が実現すれば、例えば外国人の医師、看護師が働けて未承認薬も使える『出島』が県内に作れ、開かれた医療が実現できる」と強調した。

未承認薬使うってことは、神奈川スタンダードが作られるんだから審査機関も設置されるのよね。日本の医師免許だと診療や投薬出来ないから神奈川でだけ有効な医師免許を発行するのかしら。そんなの日本の医学部出てわざわざ取らないわな。県外に引っ越したら仕事できません、みたいな。
それで短期騎手免許みたいに外国人の医者と看護婦しかいない病院が出来るのかしらね。おっかねぇ。
とりあえず神奈川県民の税金は上がりそうだわ。

こういうコスト意識の無い人が政治を目指すからムダな時間が使われるんだよなぁ。「ぼくのかんがえたさいきょうのとどうふけん」みたいなのだけ思いついて実現可能性は二の次。先だっての小金井市の市長も「ゴミを燃やさず処理できる」と言って当選して「焼却処理費用は無駄遣い」とか言って辞任。結局任期は問題を悪化させただけだった。

市政、県政、国政、どの粒度で見ても耳障りの良い言葉で当選しちゃうんだもんな。誰も「マニフェスト」の裏を取らないし取れないから仕方ないのかなぁ。

でも最初に書いたように妄想だけなら可能なわけで、神奈川県が蜂起すると東京都が待ってましたとばかりに全力で潰しにいくっていうシナリオはありそうだ。全くもってレベルが違うよ。国力のレベルが。

緒戦は神奈川軍が多摩川まで押し上げられるかどうかだな。ま、上がってきたところで時間の問題だと思うので、川崎から横浜を接収してどこまで行こう。鎌倉って固定資産税は高いけど戦時にはあんまり要らないような。それより海軍力を考えるなら三浦を制圧して海路を確保するか。
小田原とか攻めにくそうなんだよな。まぁ伊勢原から相模湖とか要らないからその辺は残してあげても良いのかも。静岡だってバカじゃ無いだろうから神奈川と東京のどっちの相手をするかは自明でしょう。

デアゴスティーニの創刊号が付録付き990円で安いと思ったら総額19万5840円かかったでござる
でーあごーすてぃーに♪なんて仕掛けは大体分かりそうなもんで、手を出す奴が不思議だなぁ、と思っていたんだけど、昨年辺り鉄道模型か何かに手を出していた知人がいたような。

・デアゴスティーニの雑誌を全号そろえたときの総額
『週刊 蒸気機関車D51を作る』 総額19万5840円
『週刊 赤毛のアンの家』 総額15万4750円
『週刊 和時計をつくる』 総額12万3460円
『週刊 トヨタ2000GT』 総額12万510円
『週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル』 総額11万1210円
『隔週刊 バレエDVDコレクション』 総額10万3660円
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション』 総額8万9050円
『週刊 日本の100人 改訂版』 総額 7万510円

思ったより高いんだな。2000GTなんてトヨタ博物館で23cmっつーそこそこのサイズのモデルカーでも2万ぐらいだ。
トヨタ博物館[ミュージアムショップ]

おそらくカードのリボ払いとかで破産する人とかオンラインゲームに月数万突っ込む人の思考回路も変わらないんだろうな。

後、何やら投資とかのためにローン組むのもよく考えなきゃな。なんか銀行の与信通すのに必死になって「どこどこから幾ら借りられた!」って喜んでる人がいたりするんだけど、目的がいつのまにか融資受けることになってるような。本当に返せるのかね、ってとこはどこかに行っちゃうんだな。ギャンブル脳みたいに。

オイラが前にメインで手伝っていた会社はガンガンに喫煙者が多かった。最初に行った時はオフィス内でも喫煙可能だったんじゃ無いかな。エレベータを降りるなりヤニ臭いんだけど、喫煙者多すぎて気づかないんだよね。あれ、社長さんにお世話になってなければ絶対に行きたくない職場だった。
その後、流石に喫煙ブースが別に出来たんだけど、結局そこから漏れる煙で、エレベータホールや受付のヤニ臭さは変わらない。

「僕が新卒だったら、この会社は面接受けた時点でヤメですね」と役員の人に言ったことがあるぐらい。まぁ、オフィス全面禁煙にしたら喫煙者の優秀な人を取り逃すリスクはありますけどね。あるよね、きっと。

今の職場は誰もタバコを吸わないので至って快適。一緒に会食に行っても快適。でも今日のランチは隣の席のオバチャンが座るなり2本立て続けに吸って、食後にまた1本吸って辟易。とはいえ、飲食店が喫煙可能にするかどうかはオーナー次第だからな。売上にも影響するんだろう。実際、上述の会社の営業さんはシアトル系の喫茶店には入ろうとしなかったし。
逆にオイラも安居酒屋やバーで客がタバコ吸うのに目くじらは立てない。今日のランチの店にはもう行かないかも。替えがきくから。

で、職場での受動喫煙対策の法案があったんですが
民主党:禁煙を努力規定に 葉タバコ農家を考慮
何を守ろうとしたのか良く分からないなぁ。だったら全ての物は今から制限出来ないよねぇ。原発だってそれで食ってる事業者がいるんだから考慮したら?

職場の受動喫煙防止「義務」緩め「努力規定」に 民主案

改正案には、客離れを懸念する飲食店やホテルなどのほか与野党の喫煙派議員から反対意見が出ていた。

もうここまで来ると意味が分からん。喫煙派議員が反対するからどうなのよ、っていうか結局自分のことしか考えてない訳ね。
まぁ18歳から喫煙してる総理大臣に何をか望まん。

TOKYO-3(旧称:箱根)に花見に行った。

というのは嘘で、連休は交通機関混むから遠出したくねぇな、だったら前倒しで久々の箱根でも行くか、と旅程考えてたら、箱根はこれからが桜の本番とか。
もちろん湯本の方はもう散っているみたいだけど、芦ノ湖の湖畔はまだ蕾なんだそうで。

ちなみに小田原、湯本の標高が低いことは分かっていて、早雲山の標高が高いことは分かるけど、大涌谷、仙石原、芦ノ湖あたりの標高の高低は良く分からない。

ってことで、週末丁度満開だったのは宮城野というところ。宮城と関係有るのか相撲部屋と関係有るのか謎。宮城野バス停で降りて何となく川の方に歩くとすぐです。

既に葉が出始めてたんですが、支流の川沿いは枝垂れとソメイヨシノで綺麗なものです。

で、メインは早川という芦ノ湖から流れ出る川沿いの堤なのですが、

もう結構散ってましたね。風が吹くと3Dで迫り来る桜の花びらが中々良い物でした。でも手袋してなかったから寒さを感じるぐらいの気温。

こちらも両岸に桜があって歩けるんだけど、支流の方が綺麗な気がしたな。道は狭いけど。

その他箱根で見かけた桜。全体に下向きに咲いていて開き切らない感じがしたんだけど種類が違うのかな。

青空をバックに撮れなかったので縮小するとハッキリしないのが残念。

連休は遠出する予定も無いので、今年はこれで花見は終わりでしょうかね。まぁ思いがけず遅い桜が見られてラッキーでした。

先週末かな、地下鉄に乗っておりましたら異常なまでにブーデーな小学生男児が2人、おそらく兄弟で乗ってきまして。小4と小2ぐらいかな?キャッキャいいながら兄貴の方のDS をのぞき込んでる訳です。日本人。

少なくとも都内ではたまに見かける程度で存在するわけですよ。で、いつも思うのがオイラが小学生の頃あそこまでアメリカンデブなガキはいなかったということ。そういうことを話すと、大抵帰ってくる答えが「親が食べさせすぎなんだよね」と。

でも、こないだは埼玉までの長旅?だったので、はるばる王子まで地下鉄に乗る必要があって、暇なので兄弟を眺めながら考えていたわけです。うちの親は食べさせなかったのだろうか?
うち、別に裕福じゃなかったけど、食事が終わっても空腹だと思ったことは無いと思う。成長期とか運動部に所属してたときはそれなりに食べる量増えたけど。結果として標準体型のまま40年近く過ぎてるし。
「親が食べさせすぎ」っていうのは、子供は満腹なのに食べさせてるってことかしら?フォアグラのガチョウみたいに喉開けさせて胃袋に強制 Feed って感じ?なんかそれも考えにくいなぁ、と思うと、あの子達は「満腹なのに必要以上に自主的に食ってる」ってことになるんだな。

そういえばガキの頃はお菓子が少ないとは思わなかったけど、あればもっと食べたいと思ってた。親からの配給に愚弟と差が無いかと目をぎらつかせてチェックしてたものだ。別に空腹だったわけではないけど。かの兄弟はヘンゼルとグレーテルばりに家で無制限でお菓子が食べられるのかしら?でも、制限されるから食べたいと思うような気も。謎だ。

そもそも空腹感ってのは生命維持のための本能的なセンサーだけど、満腹感ってのは後天的に calibrate されるもののかしら?で、あの兄弟の親は設定に失敗してるのかも。

そうなると必要以上に食べ続けているのに、ある一定のところで体型(体重)が維持されているというのも不思議な気が。これはメタボな大人も同じだけど。デブとはいえ一定以上は増え続けることはしないわけで。ブーデーになると代謝が増えるから摂取とバランスするのか? それともブーデーは排泄量も多いのか。

「劣性遺伝」なくなる? 偏見解消へ学会が用語改訂

所謂「メンデルの法則」の優性・劣性を変更しようと。
何を下らない、と言いそうなところだけど、オイラもこれで混乱した記憶があって。

確か大元のメンデルの実験だと、背の高いエンドウは背の低いのより優性で、皺のあるものは皺の無い物より劣性で、なんか形状の優れたのが優性みたいな関連性があるように見えるのよな。
実際は害をなす性質が優性だったりするわけでその辺がな。

まぁでも強弱というか出やすい、出にくいの差は明らかに有るわけだからどういう用語つかっても同じような事になりそうな気がするけど。差別だなんだで、謎な事になって更に混乱させるのは、単純に学生が学問から離れるだけだから止めて欲しいなぁ。外資系のソフトの謎なマニュアルみたいに、実は簡単に解決できるのに日本語が変なおかげで使い方が分からないみたいな。

個人的には少なくない都税を払ってると思うんだけどね。

「東京都が尖閣諸島を買う」石原知事、米シンポで表明

東京都が買うそうで。何に驚いたって個人所有を国が借りてたってことだね。固定資産税とかも払ってたんだろうなぁ。凄いねぇ。沖縄の軍用地とか福岡空港みたいなもんか。

地権者、石原知事と「男と男の約束だ」

男性は民主党政権について「外交センスがない人に(尖閣諸島を)任せることは不安」との考えを持っており、昨年暮れに石原知事と「男と男の約束だ」と合意の方向性がまとまったという。

オーナーが物件を誰にどういう理由で売ろうが自由なんですが、民主党政権が不安だから東京都に売るってのは何だか怖い話で。
ってのが、前回も石原都知事は引退表明をしてたわけで、次の選挙には出馬しないでしょうよ。東京都=石原慎太郎ではないわけです。男と男の約束、つーても次の都知事は女性かもしれんよ。

例えば次期都知事に鳩山都知事(仮称)とか言う人がなって、友愛を掲げて中国に尖閣諸島を貢ぎ物として差し出す可能性はあるわけで。そうなったら、このオーナーの思いってのは反故になるのではないかと。

石原さんぐらいなら個人で15億ぐらい出せそうだけど。つーか、売り主も石原さん信じるんなら言い値で売るぐらいすればいいのにね、と場外から思ってみた。

皐月賞の後の最終レースは長引いた。ゴール後に審議。その後も写真判定で何分も待たされ。
馬場開放を待っていたから別に待つのは問題なかったんだけど。

最終はハンデ戦。ハンデキャッパー(ハンデを決める人)が最高に良い仕事をすれば、全ての馬が目刺しのように一列に並んでゴールするはずである。実際はコーナーリングや騎手の仕掛けどころ、当日の体調などで有り得ないけど。

刀折れ矢尽きた状態で最終レースを迎えたオイラ、こんなに当たらないのも久しぶりだし軍資金も寂しい。目をつぶってハンデだけを見て54kgと55kgの3頭ボックス。良い感じに万馬券が多い。もう少し点数がほしいので、そこから53kg4頭へのワイドのフォーメーション。これも良い配当だ。全て100円ずつの緊縮財政。

結果が冒頭に書いたように審議の末の写真。確か勝った馬のハンデは56kgだったと思う…

まぁ写真判定になるぐらいの勝負だったし、どれか1頭降格すれば当たりの可能性があったんだけど、審議で降着は無し。写真はどうかいなぁ、と思ったら待たされた挙げ句の同着。3着が同着で10と12だった。

ワイドは選んだ2頭が1〜3着に入っていれば当たりなので、これは当たったと思って確定画面を見たんだけど10-12が無い。念のため払い戻しを受けても「この投票券は的中していません」とマシンに突き返された。

うーん。どうやら1着-2着、1着-3着A、1着-3着B、2着-3着A、2着-3着Bの5通りが的中で3着-3着はダメみたいだ。1着や2着が同着なら2着までの3頭で通常通りなんだろうな。

何か納得いかんけど、JRAのサイトにも書いてあった。
ワイド

正式名称は、拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法。3着までに入る2頭の組合せを馬番号で的中させる投票法。ただし、3着同着の場合、3着・3着の組合せは不的中となる。JRAでは、平成11年より発売を開始。

そうですか…むーん。

仕事で秋ぐらいからだったか、福島に行っていた友人Oが帰ってきた。しばらくは家族サービスで忙しかろうと思っていたら、15日の週末は奥方が実家に帰るとかで暇だとか。
久々に競馬行くか、皐月賞やし、ということで中山へ。

服装に迷ったが、日が当たると暑く、風が吹くと肌寒かったりする気候。

無事に皐月賞も終わった(結果は聞くな)。

で、Oがパドック見に行ったときだかに「今日、馬場開放とか書いてあったんやけど」と。かつて宝塚記念の後に阪神競馬場の馬場に入れたとかいう話を聞いて随分羨ましく思ったので、機会があれば入ってみたい。
皐月賞の後でエスカレータの交通整理してるスタッフのオッチャンに聞いたら「馬場開放?あるんですかね?」と曖昧な答。イベントコーナーのスタッフに聞いたら「一応16:50から予定しています」というので、どこから入れるのかと聞いたら「あっちの方だと思います」とゴール板の方を差す。あっちって。何だかな。

ま、とりあえず最終までやって(結果は聞くな)、メインスタンドのゴール板の方へ行ったら「こちらは出口です」と。入口は4コーナー側らしい、ということで歩いて行ったら長蛇の列。300人とか500人とか並んでるんじゃ無いかしら。もう、いい加減な案内しやがって、と思ったけど、別にデゼニーのアトラクションでは無いので人が入り出すと早い。

ちなみにレース後は何かを象徴するかのように冷たい風が吹いて寒かった。

本馬場に入るとむっと青臭い芝の匂いがする。こんな青臭いところ走ってるんだ。

開放されたのは直線のゴール前200mぐらいだけ。開放されていない4コーナーを見下ろす。結構下ってるなぁ。あと、芝は案外ボコボコしているのが写真の手前側で分かる。まぁ中山8日目だからな。

で、気になる直線の内外。


内ラチ沿い


馬場の中央から外

色味が違うのはiPhoneなので許して欲しい。やはり内の方が土が丸ごと見えているところが多い。これだと穴ぼこに嵌まってしまう感じにもなるかもしれないなぁ。そうでなくても案外均一で無くて走ると前後左右に傾いているような凸凹だったのは意外だった。
ちなみに土曜はしっかり雨が降ったので、この日の芝は重→稍重だった。触ってみると先は乾いているが根本はしっかり湿っている感じ。地面は柔らかかった。

最後はゴール板の前の出口から退出してオケラ道を帰った。いや、良い経験だったな。

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