戯言

2011年08月

◎ 福井へ

当初の予定は福井について丸岡城、永平寺を見て福井に戻るという予定であった。丸岡城は柴田勝豊が築城した城で、最古の現存天守とのこと。見てみたい。
ところが前日の時点で福井の天気予報は雨のち曇り。雨は夕方までそこそこ強く降るとのこと。旅程を組み直す。朝6時に出る予定だったが急ぐ理由も無い。指定席を2時間遅らせて寝る。

起きて天気予報を見たら雨は昼までとのこと。じぐじょー、嵌められた。急いで準備をして0730に品川駅。米原駅で乗り換えてしらさぎ3号へ。空いてると思ったらお仕事の人達でホームは混んでいる。しまった、指定席取っておけば良かった、と思いつつアナウンスを聞くと「自由席は弁当売り場の近く」と6号車へ誘導しているようだ。確か自由席は4〜6号車の筈、ということで4号車の列に急いだら座ることが出来た。ラッキー。


富山まで買って途中下車の旅を続ける

落ち着いて見ると米原は青空も見えていて良い天気だ。ちくしょー<某天気予報サイト>め、嘘つきやがってー、と思っていると入線してきた方向へ出ていく。後で調べたら、名古屋からJR東海の路線をやってきたしらさぎは、ここでスイッチバックしてJR西日本の北陸本線へ出て行くんだそうだ。

そのまま長いトンネルを抜けて敦賀辺りで細かい水滴が窓に付く。嫌な予感、と思っていたらそれ以上増えることは無かった。しかし鯖江を過ぎようかという辺りでパチパチという音。大きな雨粒が窓に当たり始めた。豪雨。程なく福井到着のアナウンス。なんてこったい。

アスファルトに叩きつける大粒の写真を撮る気にもならず、駅前のバス停の待合室で座る。とりあえず丸岡城は捨てだ。永平寺は行きたいがこの天気だとどうか。ゲリラ豪雨なら、逆にこの間に移動してしまった方が効率的なのかもしれない。でも元の天気予報通り夕方まで降り続くのなら永平寺は明日にして、今日は市内でもうろつくか。市内ってどこか見るところあるのかなぁ。つーか、この雨だとここから出られないだろ。

そんなことを考えながら iPhone で検索してたら30分ほどで雨が上がった。青空が覗き、すごい湿度。

とりあえず、先日行きつけの富山人に勧められたヨーロッパ軒(昨日の日記のカツ丼)へ行き、北の庄城趾へ行き、福井城趾(福井県庁)を見てバス停へ。


勝ち組の福井城石垣は立派な物

すっかり良い天気になったので、駅前のビジネスホテルに荷物を預け、永平寺ライナーなるバスで永平寺へ向かった。永平寺については改めて。


◎ のんちゃん

永平寺から戻ってホテルにチェックイン。iPhone のバッテリーが怪しいのでチャージャーをもう1つ用意しておきたい。フロントで「この辺りに電気屋はありますか?」と聞いたら「所謂量販店は全部郊外なんですよねぇ」との答え。県庁所在地のある駅前に量販店0らしい。なんと。仕方が無いのでダメ元で福井西武に行ったらLoftにあった。

時刻を見ると18時前。行ってみたい居酒屋が市役所前の方にあるので、フラフラと歩いて行く。

狭めの間口には17時から営業と書いてあるので、思い切って引き戸を開ける。少し禿げ上がった小顔の大将がまな板から顔を上げて「いらっしゃい」と。「独りですがよろしいですか?」と聞くと「どうぞ」。
程なく女将が現れてお手ふきを持ってきて大将が「何か飲みますか?」と聞くので生ビールをお願いする。今日は暑かった。どうもお酒は女将、料理は大将の管轄らしい。
ビールが届いて一口。その後、また大将はまな板に戻り、夫婦間にも会話がない。何だかな、頑固親父の店に来ちまったかな、こういうの苦手なんだな、と思いながらカウンターの前を見ると寿司ネタのケースの中に魚が並ぶ。秋刀魚、烏賊、虎魚…

と、眺めている内に急に大将がお通しを。

「栄螺は熱いから気をつけて下さい。他にお好きな物あれば」と言うので烏賊を焼いてもらう。無造作に器の縁にこすり着けられたような塩雲丹はビールじゃないな。やっぱ酒を頼まねば。そんなことを思いながら豪雨の品川の映像を流すTVを眺めてビールを飲む。大変そうだな−。

しばらくして烏賊が出てきた。美味い。これは美味い。焼きすぎじゃないかと思うぐらい焼いていたのだけど、身は非常に柔らかい。後で聞いたらもう少し大きくなれば刺身にする奴を串に刺して焼いているそうだ。塩味が絶妙である。

で、このタイミングで何か頼まねば。秋刀魚は刺身で頂きたかったがホワイトボードを見ると焼きのようだ。虎魚の唐揚げと刺身を1人前でも盛りにしてくれるというのでお願いする。刺身の用意をしている間にニュースで「JALのパイロットが全裸で女性下着を漁って捕まった」というのが流れて大将少し笑う。ここで初の会話発生。「55歳だそうですよ」」「バカだねぇ」
魚の仕込みをしつつ、揚げ物や焼き物を複数こなしながら細かく目を配る感じが良い。

お酒を何か、と言ったら黒龍の純米が出てきた。他にも一本義、花垣、梵など福井の酒が揃うようだ。刺身も唐揚げも美味い。本当は最後に手打ちというおろし蕎麦を食べたかったのだけど満腹になってしまったので、お通しにあった塩雲丹をもう1つもらい、リストの中で知らない百貴船という酒を頼む。「ももきぶね」と読むこのお酒、どうも地元向けの銘柄のようで少しガツンと来るが雲丹には丁度良いかも。この頃には大将とも女将とも話をするようになっていた。大将は少し関西弁だ。
この日は2階の予約の客が多くて、そちらの仕込みに忙しかったようだ。「今日はお仕事で?」「いや、観光です。永平寺まで」と言うと「一乗谷には行かれましたか?」と。「明日行こうと思ってます」と答えたら女将が「明日お祭りがあるはずよ」と新聞を出してきて見せてくれた。どうやら夜からのようなので幸か不幸か祭りには遭いそうに無い。

折角大将の手も空いて話も盛り上がってきたのだけど、眠くなってきた。ところへ、常連ぽい2人がやってきて「カウンターいい?」と。良いタイミングとばかりに勘定をお願いして店を出た。

安い訳では無いけどCPは高いと思う。良いお店だった。

帰り道、セブンイレブンで水を買う。「Suica 使えます」とのことで、おお、これは便利、とばかりにタッチしたらエラー。ああ、Suica は使えても Pasmo は無理なのね、失敬。
夜風に当たりながら金曜というのに人気の無い駅前を歩いてホテルに戻り、記憶を失った。

早速お茶を濁す。

今回の旅行で見かけた変な物、インパクトのある物。

◎ 福井ヨーロッパ軒のカツ丼。

「カツ丼セット」を頼むとこれが出てくる。ご飯にカツが乗っててカツ丼。海鮮が乗って海鮮丼、なのでカツが乗ればカツ丼でおかしくない。むしろ普段のカツ丼は「カツ煮丼」「カツ卵とじ丼」と呼ぶのが正しいのだろう。
これ、ご飯にソースがかかってて、その上に薄いカツ(ウィーンで食べたシュニッツェルを思い出した)が3枚乗ってソースがかかっている。少々塩味が強いがまぁ美味い。ちなみに、この写真の範囲外にサラダと薄い皿に注がれたソース(と思しき物)が出てくるんだけど、ソースを何に使うのか分からなかった。とんかつのキャベツよろしくサラダにかけるのかな?と思ったらサラダにはドレッシングがかかってたし、カツとご飯には既にソースがかかってたし。
オイラが食ったのは総本店ではなくて豊島分店。福井駅から南に10分も歩くかどうかというところ。オイラが店から出たら丁度営業車のようなのが入ってきて、営業マンが出てくるかと思ったら茶髪のOL2人が出てきてちょっと驚いた。他にもワラワラ客が入ってきて地元でも人気のようだ。

◎ 北の庄城趾(柴田神社)

上杉への抑えとして越前に封じられていた柴田勝家は本能寺の変に反応できず、雪解けを待って(実際は待たずに除雪しながら)羽柴秀吉と滋賀の賤ヶ岳に戦って破れ、自らの北の庄城まで戻って妻・お市の方と自害して火を放ったという。
明治に入ってからその跡地と伝えられる場所に主祭神を柴田勝家として柴田神社が作られ、10年ほど前に発掘調査したところ、確かに北の庄城の跡であったことが分かったという。

で、上の写真が柴田神社の写真なんだけど、右側に注目だ。高さ4mほどの天守閣が作ってある。何か柴田勝家の座像とか三姉妹の銅像とかごちゃごちゃ作られててかなりカオス。長らく小田原城がキープしていた「オイラの中でのガッカリ度 No.1」を久々に塗り替えた。見所は0だ。

ちなみに関ヶ原の後、ここに封じられた結城秀康(後に松平)は福井城を作ったのだけど、こちらは立派な石垣が残っていて今は県庁がある。やっぱ勝ち組と負け組の違いか。

◎ 偶数月は駐車禁止

福井の松岡で見かけた「ここまで偶数月は駐車禁止」という謎の標識。振り返ると、

「ここから奇数月駐車禁止」という標識。???
そもそも何のためなのかよく分からないけど月初は混乱しそうだ。

◎ 久美子LOVE

北鉄新西金沢駅の待合室のベンチ。真ん中に見にくいけど「久美子LOVE」とある。何ともノスタルジック。

◎ 北鉄の扇風機

ガキの頃を思い出して撮ってしまった。立っているときに風が直撃すると辛いが、座っているときには良い物だなぁと再確認。
北鉄はアテンダントが乗っていて、整理券を取るとその後やってきて切符を売ってくれるという二度手間のような何だかなというシステム。Suica/Pasmoでピピっという時代と比べると Gap の大きさに驚く。

◎ がんばれ石川線

現在の北陸鉄道の終点は鶴来駅であるが、嘗ては金沢と名古屋を結ぶという壮大な構想の下、白山下という白山登山客のベースとなる場所まで続いていたらしい。経営の悪化と線路下の地盤の悪化で1987年(昭和62年)に廃線となり、終点は加賀一の宮駅となったが、2009年に鶴来と加賀一の宮の間も廃線となった。というわけで守る会の皆様は残念ながら守れなかったようだ。
写真の後ろに見える雑草生い茂る溝が線路である。
でも鶴来〜加賀一の宮は2駅だし、白山比咩神社へ行く人も結構多いのになぁ、つーか、無くて不便だった。

◎ サロンド

鶴来の町で見かけた看板。「パリっ娘」は許せても「サロンド」をつけるセンスは許せない。

◎ 瓶ビール自販機+栄養ドリンク専門自販機

何となく昔連れて行かれた叔父の家の近くの酒屋には瓶ビールの自販機があったような気がするが、このご時世には見かけない。そもそも瓶ビールがレアなのに。

そして隣のリポDとオロCのダブルネームの自販機も素敵だ。こういうデザインって勝手に作ってやっちゃうのかな。

◎ 目黒柿の木坂

富山市中で見かけた寿司屋。こんなとこまで来て目黒柿の木坂を目にするとは思わなかった。
何となく地方の名店が東京にってのは有りそうだけど、逆に江戸前が富山に出てきてるのかな。美味しいネタを探して辿り着いたのが富山だったのか。

◎ Masuizumi

富山岩瀬の満寿泉の蔵の前にあった営業車。蔵は中々古びてて、今時煙突がしっかりのこっていたりするのに、この格好良さは何だ!
ただ桝田酒造の社長さんは岩瀬の街の復興を手がける会社を立ち上げて空き家のリフォームなどをして街の価値を高める運動をされているそうで、ショップは新しくて綺麗なものでした。新しいと言っても昔の街道筋に似合うようなデザインの物。また後ほど書く機会があるかと。

◎ 富山港

中古車の積み込みが行われていた。もう部品取りされたようなシャーシだけみたいなのもあったりして。クレーンで持ち上げるとトランクからドーっと水が出てきたりして何だか怖いような感じがした。大陸方面に行くのかねぇ。

◎ 生えさ

岩瀬の釣具屋の前にあった自販機。甲州街道歩きでも見かけたことがあるが、こちらの方が綺麗でシックである。 何が出てくるかは興味があるが買わない。

ということで明日以降、スポットごとの日記をちゃんと書く予定。

金曜の朝から月曜まで4日間、越前・越中を旅していました。どうにも帰省のついでに立ち寄るには面倒なところ、いっそガッツリ旅してやろうと貧乏性も相まって忙しく移動しました。

金曜: 東京〜米原〜福井〜永平寺・永平寺口〜福井
土曜: 福井〜一乗谷〜福井〜金沢〜西金沢〜鶴来〜西金沢〜松任(辰口温泉)
日曜: 辰口温泉〜金沢〜高岡〜雨晴〜高岡〜富山
月曜: 富山〜高岡〜富山・富山駅北〜東岩瀬〜富山駅北

ちょいとまとめて上げる時間が取れないので、ボチボチ分割して旅ネタで引っ張ろうと思っております(ぉぃ

◎ 黒龍 (福井・松岡)

◎ 越前岬 (福井・松岡)

◎ 菊姫 (石川・鶴来)

◎ 萬歳楽 (石川・鶴来)

◎ 満寿泉 (富山・岩瀬)

とりあえず酒蔵だけ(ぇ

先日 Bar で常連のオッチャンが話してた。絵に描いたような不労所得の人で、妙にアッパーな人達との人脈がある。
その日も某国大使館でのパーティの写真をデジカメで見せながら話をしていたんだけど、オイラを見るなり「お、パソコンの先生だろ(IT系の労働者=パソコンの先生らしい)。写真、PCに移してよ。メールで送ってくれって言われてるけどやり方わかんないんだよ」と、陽気に。

「PCあるんですか?」と聞いたら鞄からノートを出してきた。不労所得の人なのに何故持ち歩いてるのか謎。「(オイラに作業させると)高いですよ」と言いつつノートを見ると普通にSDカードのスロットがあった。デジカメから抜いて差して適当にフォルダ作ってコピーして終わり。すんごい感動してくれて白ワイン1杯奢ってくれた。

以前知り合いがスマートフォンに乗り換えたときも「Android Market にアクセスするのに GMail アカウントが必要」ってのが謎の呪文にしか見えなかったらしく、説明するのも面倒だったので適当に設定してあげたことがある。
近頃はスマートフォン売ると同時に諸々設定やら twitter を使えるように設定して3000円とか5000円というサービスがあるらしく、ネット上では「情弱からむしり取る汚い商売だ」なんて言う人もいるような。情弱って情報弱者な。

とりあえず画像コピーしてワインをせしめたオイラは汚い商売に手を染めてしまったのだな。

でも、以前どこかで読んでなるほどなと思ったのは、そういう商売を汚いというけど、所謂情弱の年寄りからしてみれば、わざわざ美容院に行って着物の着付けをして貰うのは着物弱者であって、奴らから着付け料を取るのは汚い商売なんじゃねーのか、と。若いから、年を取ってるから、何かが不得意だからってバカに出来るもんではないのだな。

風評被害ってのは「風評」を本気で信じる人がいるから起こるわけで。まぁ、ここんとこの放射線については低レベル被曝が人体に与える影響が「分からない」ので、「風評」かどうかはわからないけど。

昨日は仕事の打ち合わせの後で仕事相手(と言っても古くからの知り合いだ)と寿司屋へ。打ち合わせ場所と寿司屋の場所が微妙な距離なのでゆっくり歩いて行こうかと思っていたのだけど、急に雨がザッと降ったかと思えば止んだり不安定な感じ。いずれにせよ歩いていては降られてしまうだろうとタクシーで向かったら随分早くについてしまった。
で、カウンターにはオイラ達1組だけの時間が長くて、その時に穴子の話が。

穴子が少ないんだそうだ。江戸前の水揚げが少ないと。で、いつもなら常磐の穴子が出るんだけど穴子ってのは色んな物を食っちゃうので何を食ってるか分からない。穴子に限らず魚は海の中を泳ぎ回るんで水揚げした場所と生活してた場所は同じじゃ無い。そんなわけで獲っても売れないからかどうかは知らぬが常磐の穴子も少ないんだそうだ。

「大丈夫だ、とされてるものを信じるかどうかはお客様次第なので、もし私が大丈夫だと思ってもお客様説得するのも変な話ですしねぇ。難しいです」とは大将の弁。
魚の話だけじゃなくてお米もそうで、関西の米はガンガン買い付けられているとのこと。古米が高騰してるという話もあって、出入りの業者に確認したら「お宅の分は2012年まで大丈夫です」と言われて安心したとか。寿司屋は粘りが少なく酢の浸透が良い古米を使うので、古米の高騰が続けば寿司屋もキツイのかなぁ。

とりあえず釧路の秋刀魚と淡路の車海老は美味かったです。車海老は子を抱かずに中に持つそうな。どうやって産むのか謎。
と思ったら、一般的にエビって産卵した奴を抱えて持ってるのね。で、車海老は抱えずにそのまま放出するんだそうな。へぇ。

民主代表選「前原氏支持」が過半 2位は馬淵氏

政治資金規正法違反で公民権停止になってもおかしくないのに、外務大臣辞任しただけで議員に残ってるのもおかしな話だと思うのだけど、なんで法律に違反して大臣辞めた人が総理大臣に立候補しようとするんだろう?大人しく国会議員でいるだけでも儲けもの、ぐらいの立場じゃないのかと。

っつーか、あの献金問題はどこにいったのかしら。今の首相の献金問題もどうなったんだ?

禊ぎも何もただ黙ってて急に首相になりますってのも何だか酷いというか、もうちょっと上手いやり方を考えつかないのかしら?ろくなブレーンもいないのかな、と思うと先が思いやられる。どうせまた小沢とか仙石は裏で暗躍するんだろうし。

もう何がおかしいのか分からないな。オイラの頭がおかしいのか。

む、鉄オタの阪神ファンで押し切ろうとしてるのか?(なんのこっちゃ

前原誠司 - Wikipedia

最後のグランツール、Vuelta が始まった。っつーか、例年より早い。欧州サッカーリーグの開幕でバタバタしてるところに始まったのはつらいなぁ。でも、おかげで Rugby World Cup とは被らないで済みそうだ。

で、早速初日のTTTのスタートが3分遅れたり、次のチームのスタートが5秒早かったり、TTTのスタート台が高すぎてバイクにトラブル多発したり、中継の風景が妙に赤っぽいと思ったらQuickStepの青ジャージが緑色に映ってたり、のっけからスペインクオリティ満載である。

注目したいのは Liquigas の Sagan。意外なことに今回がグランツール初参戦。これまでチームが大事に育てるために無理をさせてこなかったので、カリフォルニアやクラシックレースで活躍していたけど3週間のレースは初めてになる。後はどうだろな。シュレク兄弟お休みだし、コンタドールも早々に今季終了してるし、圧倒的な優勝候補っていない感じなので面白いかも。ニーバリかなぁ。

日本人では土井選手が日本人として初めて Vuelta に参加。2日目は積極的に前を引く姿が映っていた。皆様無事で頑張って欲しいもの。

お台場合衆国では民衆が蜂起したそうで。

どうも「捏造された韓流ブーム反対」から「公共の電波を悪用(?)するな」みたいな方向に振れつつあるのかしら。
でも何か押しが弱い気がするのは、結局主観的だからなのかしら。捏造とか何とかの客観的なデータってあまりないよなぁ。権利の保有だったり株主比率とかは見かけるけど、あとは「捏造してるっぽい」ってぐらいにしか思えない。

結局は「疑い」と「騙されたくない」ってことなんだろうなぁ。

昔からブームってものには「仕掛け人」って言われる人とか企業があったわけで、みんながマンマと乗るからブームが起こるわけですよ。「流行に乗る」ってのと「騙される」ってのは紙一重だと思うんだよな。(オイラの主観で)悪趣味な服装とか化粧とか見るといつもそう思う。「本当にそれがいいの?」

今回のはテレビ局が流行を作ってお金儲けしようとしたのが良くないというか、それがバレたのが拙いんだろうなぁ。まぁこれからの時代はバブル時代みたいな仕掛けは無理でしょうよ。誰か一人にバレるとネットを駆け巡るからね。それが根拠があってもただの妄想でも。

それにしても、蜂起した民衆達によると韓国は国が補助して我が国の広告代理店にお金を投入しているらしいのだけど本当なのかしらね。確か経済的に大変まずい状態のはずなのに、どっからお金が出てるのかしら?最後の足掻きというか断末魔の苦悶?
そもそも景気が悪いのに芸能コンテンツの輸出に補助金出します、なんて日本でやったら猛反対食らいそうなんだけどなぁ。アニメの殿堂の時みたいに。

そうそう、あたしグンソク様と誕生日同じです。うらやましいだろ。

0834 塩山駅から青梅街道を上った先、裂石という場所の少し先の駐車場に到着。

誰もいねぇ。

お盆は混むんじゃ無かったのか、と思ったけど空いてるに越したことは無い。当初はこの駐車場を出て車道沿いに歩いてロッヂ長兵衛からぐるっと回って写真中央の道から出てくる予定だったのだけど、何か気分で逆回りにすることに。その場でコースを変えてしまう柔軟な発想、これが素人である。

少し入ったところで鉄塔。つーか青空。素晴らしい青空。空気もひんやりとしていて涼しい。

なんてのは幻想に過ぎなかった。ずっと急坂、つづら折りの坂が続く。丁度、大神神社の裏の三輪山を登ったときを思い出させる感じ。延々、淡々と登る。背中から汗が噴き出す。
誰だよ、暑いから夏の間の諏訪行きはやめましょうなんて言ったのは。

それでも頑張って30分ほど歩いて休憩。その後登り始めたら、最初ほど暑くなく、風もひんやりとしてきた。少しは楽に。しかし道の両側は見通しが悪く、スタート地点近くの川の流れの音が遠ざかるので登っていることが分かる程度。ほとんど人とはすれ違わない。

と、

1030 登り始めて2時間弱、急に視界が開けました。なんだろこの Sound of Music な感じ、っつーかアブとかハチとかブンブン五月蠅い。ここが丸川峠というところ。山小屋丸川荘の軒先を借りてまずは一息。

雲間には色気の無い無骨な夏富士が垣間見えた。

11時前に再び出発、更に登る。


塩山市街を見下ろす

前方が開けていて「ついに頂上が!」と足を速めると、つづら折りの途中で道が鋭角に曲がっているだけ、ってのを何度も繰り返してやっとこさ1210 大菩薩嶺に到着。

標高2057m、日本百名山の一つらしいですが鬱蒼としていて周りは何も見えません。

どれぐらい鬱蒼かというと

鹿がいるぐらい。どうもこの界隈、鹿は多いらしくて、何か鹿の食性を調べるとかいうので囲われてるゾーンがあったり。

この頂上では3家族(?)ぐらいが昼餉をしたためていたのだけど、雷岩ってとこが見晴らしいいらしいのでそこまでいきますか、と。

この辺り、東京都水道局の水源林(中国人が買い漁ってるとかいう奴ね)らしい。んでフラフラ抜けると光が。光の中に人影が見えるのは気のせいです。


(クリックで拡大)

肝心の雷岩の写真をあまり撮らなかったけどグワっと開けてて眺めの良いところ。塩山市街から上日川ダムなど見える。今気づいたけど、このダムから流れ出てるのが日川なんだな。

で、灌木の日陰を探して昼飯。日陰を探したのは暑いからじゃ無くて日焼けが怖くて。実際風が冷たくて涼しく、飯食い終わる頃には肌寒いぐらいだった。
旋回する C-130 見たりMさんが湯を沸かしてカップヌードル食ったりして1時間弱の休憩を終え、大菩薩峠へ向かう。横に来たおっちゃん2人組はどうもここを頂上と勘違いしてたっぽいんだけどちゃんと大菩薩嶺行ったのかなぁ。

今度は開けすぎてて直射日光バリバリの尾根道を少し上って下って。

1330 賽の河原という素敵な名前の避難小屋。そもそもの江戸時代の裏甲州街道(青梅街道)の難所として知られた大菩薩峠はここのことなんだとか。それにしても凄い名前だが、霧が出て迷い込むと戻れないという噂があるとかないとか。

この賽の河原から一山越えた先に見えるのが(今の)大菩薩峠。左の谷間から霧のような雲が上ってきてます。このたってる場所は「親不知の頭」というところらしい。おどろおどろしい名前好きね。

1345 大菩薩峠。ここは1897mだそうです。この辺で、E-P2のバッテリ残量が怪しくなる。おかしいな、こないだ充電しておいたのに、と思ったけど、どうも PowerShot の方だったっぽい。ミス。
小屋にあるビール400円の表示に引かれるが我慢。少し小屋で休むもスズメバチやデッカイ虻が飛び回ってあまり落ち着かない。10分ほど休憩して再開。後は上日川峠を目指して下るだけ。

1428 福ちゃん荘。なんかBBQやる場所があったり小さな駐車場があったりして、なるほどタクシーでここまで上がれるのか、と。で、どっちが上日川峠かちょっと迷ったんだけど、山荘の庭先をかすめて進むと山道が。またズンズン降りる。

1451 ロッヂ長兵衛。なるほど大きな駐車場がある。1泊2食で7000円は安いな。

ここまで車で来て、長兵衛~福ちゃん~大菩薩峠~雷岩~大菩薩嶺~雷岩~福ちゃん~長兵衛ってのがメジャーなコースらしい。それは普通のハイキングぐらいだな。正直高尾山より楽かもしれん。

で、こっからの下りがキツかった。標高が下がって気温と湿度がどんどん上がるし、足下は岩が多くて歩きにくいし、膝はワラってブレーキ効かないし。これを1時間ほど頑張って車道にでて GPS 見ながら「こっちですよね、確か」なんてやってると呆気なく駐車場へ。

1604 へたり込むお父さん。結局車は1台増えてただけだった。こっち側まで来る人は少ないのね。だとすると丸川荘は商売成り立ってるんだろうか?とか要らぬ心配をしてみる。


着替えたりして少し下の大菩薩の湯へ。汗だくの体をサッパリさせて帰路を考える。高速バスか中央線か。iPhone で調べようとしたんだけど軟体銀行の電波が良すぎていいところで切れる。仕方が無いのでまず高速バスの予約センターに電話。ところが甲府も新宿も通話中で中々繋がらない。やっとのことで新宿に繋がったのでバスの遅れを聞いてみると小仏から13kmの渋滞でもう遅れが出てると。お盆だけど上りだったら大丈夫かと思ったら混むのね。

諦めて塩山駅に着けて貰って「かいじ」の指定を予約。自由でも大丈夫だろうけど万一座れなかったら死ぬ。

その後、山梨名物の暴力中華へ。巨大な唐揚げやら食って、運転するAさんには申し訳無いが生を2杯飲んで少し早めに塩山駅へ戻る。1本早い特急に変更して新宿まで爆睡。新宿についたら、鹿が飛び込んだとかで塩山~大月に遅れが出てた。流石中央線クオリティ。のんびりしてたら危なかったな。

そんなこんなで結論としては「言うほど山ガールはいない」ってことだな。そんな格好のオバチャンは結構いたけど。マムートの花柄タイツなんてあるんだねぇ。

昨年、夏になる前に笹子を抜けようとして随分無理をしたので、今回は諏訪行きは秋になってからにしましょう、夏の間は富士山でも行きますか?と言っていたら雷で中止になったのは以前書いたとおり。
で、その旨を今も現役山男のオヤジに伝えたら、「2000m超えると急に体調が変わることがあるから、富士山行く前に2000m超を1回やっておいた方がいい」とのこと。都内から日帰りで行ける2000mなんてあるかなー、谷川岳とか行けそうだなー、と思って調べたら1977mだった。

1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ている。この飛び抜けた数は日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている。(8000メートル峰14座の死者の合計は637名)

谷川岳 - Wikipedia

こええよ。で、調べると大菩薩峠ってのがあるそうです。これは正真正銘2000m越え。小説の名前というのは知っているけど読んだことは無い。確か青梅街道の途中だから多摩か秩父から入るのかと思ったら甲斐大和もしくは塩山から入るのがメジャーらしい。また山梨かよ・・・

登り方は3つ。

  1. 甲斐大和からマイカーでロッヂ長兵衛の駐車場、そこから登る。マイカー無いから無理
  2. 甲斐大和からタクシーで福ちゃん荘へ、そこから登る(宿泊者以外は駐車出来ないので)
  3. 塩山から甲州市バスで大菩薩峠登山口まで、そこから登る。リーズナブル。

ということで、3のバスで行こうと思ってたら甲府在住のAさんとMさんが同行してくださると。残念ながら山岳ガイド(通称「オレンジ色の憎い奴」)のNさんがお仕事大好きということで不参加だったので、素人だけであーだこーだ言って結局3のコースにAさんの車で向かうことにした。

お盆は混むんじゃないか、昼を過ぎると雷雨が来る恐れがある、ということでオイラは始発で向かうことに。5時前に家を出てトレッキングポールを2本差したリュックを背負って、コミケに向かう若者と地下鉄で乗り合わせ、中央線で八王子へ。少し眠りたいと思ったが「教員実習がどうの」「教採試験がどうの」とアニメ声、それも大声で喋るギャル学生に妨害されて眠れないので目を閉じておく。お前ゼッタイ先生なんかなるなよ!

八王子で0629始発の松本行き各停に乗る。松本行きなんて初めてだ。今度はガールスカウトの大群が乗り合わせて騒がしい。ここも目を閉じてじっと耐える。笹子のトンネルを抜けて甲斐大和、勝沼、ほどなく塩山駅。こんなに塩山に来ることになるとは思わなかったよ。てか山梨にな。

0750塩山駅に降り立つ。登山の格好をした客が4人ほど一緒に降りた。涼しい。盆地は東京より暑いイメージだけど朝晩は東京の方が暑いんだな。
ほどなくやってきたAさんの車に乗り込み、登山口へ。途中のコンビニで水1リットル、お茶とスポーツ飲料500ずつ、昼飯用おにぎりを買って向かった。

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