戯言

2010年12月

昨日で表の稼業は店じまいとなりました。本年も美味いもの食って旨い酒飲んで笑っていられたのでラッキーだと思います。

今年の個人的な10大ニュースは甲州街道歩いたことと、右足の親指傷めたこと、デスバレー行った事かなぁ。親指は未だに完治してないし。

そんなこんなで、このBlogは営業日毎日更新にしてるので、こっから先は気が向いたら更新します。

よいお年を。タイヤのGOODYEARは人名ね。

前にもちらっと書いた TRON の新しいの。見に行きたいと思ってたんだけど、中々スケジュールが空かず。
24日の仕事が朝7時からになったので、ブチ切れて早上がりにし、六本木の16時からの回を予約。平日だから空いてるだろう、と。
行ってビックリ、というか読みが甘かった。学生はもう休みなんだなぁ。まぁでもノルウェイの森とかが人気みたいだし、ど真ん中の席を抑えてるのでダイエットコーク持って入る。入るときにメガネもらって。3D は初めてだ。

例によって宇宙戦艦キムタクとか、香川照之が「じょぉぉぉ~~」とか言ってる痛々しい予告編を見た後、本編へ。
まぁ、あんま中身書いても仕方ないんだけど、相変わらずバイクは格好良かったなぁ。でもバイクとか出現するときに、ちょっとワイヤフレーム的なのが出てからポリゴンが張られるような演出があって、あれって今時のガキンチョには格好良いんだろうか?と少し疑問に思った。オイラ世代だとグリーンディスプレイにワイヤフレームは最高に Cool なんだが。

後、すげー気になったのが字幕の翻訳。まぁ、基本的な字幕は"必殺"戸田奈津子なので絶望的だが、息子が親父に呼び出されてゲーセンに行って、端末を見つけるシーンがあるのよ(Trailerでも出てるシーン)。そこで Unix コマンド打つんだよな。字幕が出るんだけど "whoami" に「パスワード」っていう字幕が出ててビックリした。その後、root になろうとしてパスワード入力するので「パスワード」って出したんだろうけど、その前にこの端末に親父がログインしっぱなしだ、ってことが分かるシーンなのが台無しである。監修とかねーのかな。
whoami - Wikipedia

内容はな、まぁな、まぁなんだ。前作、っても25年ぐらい前な訳で、当時は「CGってすげー(実際は一部手書き)」だったんだけど、妙にCGがリアルになってしまった今となっては、ゲーム的な要素の描写が何だか残念な感じを受けるかも知れない。これ近頃のコンシューマ機のゲームもそうだよな。斬新な世界観よりもいかにリアルに見えるか、動くかみたいなのが重視されてしまう感じ。前作見てて、かつゲーセン入ったシーンの Eurhythmics にグッとくる人がターゲットだ。筋はややこしくないから Inception 観て「いみわかんな~い」とか言ってたネーチャンどもでも大丈夫。

しかしまぁ、VRに進んだキッカケを作ったTRONの続編で 3D メガネ掛けることになるとはなぁ。オイラが研究やってたときも液晶シャッターのメガネをsgi (当時はSGI)のマシンに繋いで(繋ぐのは発信器の方だけど)使ってたけど、あれを1人1つ配って映画見るようになるとは。感慨深い。
そうそう、メガネは貰ったときにすんごい指紋だらけで拭くものが無くてどうしようかと思ったんだけど案外気にならなかった。それよりは鼻に当たる部分が痛くて。オイラ鼻だけは毛唐モードなので、昔は海外のHMDに先輩が四苦八苦する中(鼻の部分が浅い=鼻高い人用なので眼球にレンズが当たりそうになる)、オイラは平気で使えたのだ。おそらく、今映画館で配ってるメガネは日本人用に作られてるのか、オイラが丁度見やすいようにセットすると鼻柱に食い込み気味だ。
肝心の画像は鋭い物が単体で飛んでくるような場面ではオッ、と思うけど、それ以外は余り違和感も飛び出す感じもしなかったなぁ。速攻で慣れたのかも。後、研究してたときはあまり3D が派手に効くような映像流すと酔う人がいたので、そういうリスクを回避するために地味目につかっているのかもしれない。

ということで次の目標は攻殻かな。あれは 3D 効果がかなり有りそうだ。

映画見終わって外に出たら恐ろしいことになってた。

そんだけ並んで上に行ったらどうなってるか想像できそうなのになぁ。人混み好きねぇ。

ワールドカップで日本が敗退したときに長谷部とオシムが別々にではあったが「皆もっと日本のサッカー見に行け」と言っていたので根が真っ直ぐなオイラはポツポツ見に行ってるわけですが。

そんな中、ネタ的に見に行った天皇杯。まだ残暑厳しい9月に味スタにてFC東京 vs 駒澤大学。まぁ、ラグビー日本選手権でも玉砕しに来てる学生相手にトップリーグのチームが固くなって苦戦、ということはあるのだけど、この試合もそんな感じで前半スコアレス、後半本気になってやっと東京が勝ったという感じであった。もうこの頃からJ2降格のフラグが立ち始めていたのだろう。

次の北九州戦は前橋で行われたのでスルー、その次の千葉戦はもう11月半ばの極寒のナイトゲームを見に行ったら何か勝ってしまって。ここまで来ると付き合わざるを得ない、と土曜は熊谷まで遠征したわけです。

予報では最高気温8度風速5m。新宿で用事があったのだけど、熊谷対策に着込んで歩き回ったら頭から汗が噴き出した。湘南新宿ラインで1時間、熊谷に降り立ったらホームが既に寒い。
で、駅前に出たんですが。

長蛇の列。バスもタクシーも。天皇杯はJではないので、埼玉サッカー協会仕切りなんですがね。最初から「シャトルバスは出しません(キリッ」みたいな宣言しちゃって(一応路線バス増便したけど)、バスが全然来ない。タクシーも来ない。で、オイラがバスに、友人がタクシーの列に並んでたんだけど、10分ほど並んだところで驚愕の事実。バスの列はビルの裏手をぐるっと回って続いていた。仕方が無いのでタクシーの列に戻って、前のカポーと相乗り。20分ほどで着いたのだけどキックオフ1分前。

急ぎ足で入って何とか座ったんだけど、強風が凄いし座った瞬間に固まりそうに冷える。飯盛杜氏に申し訳無いぐらいに熱燗にして香りの分からなくなった鍋島と、竹泉の純米生を冷やで飲んで対抗。酔わないぐらい寒い。試合も早々に福岡が1点取ってから動きが無く、寒い。後半半ばぐらいには日が沈んでもうダメって感じ。

で、後半ロスタイムに入っても 0-1、帰りのバスを考えるとさっさとスタジアムを出たいので膝掛けをたたみ始めた矢先に石川ナオのすんごいボレーが刺さってまさかの同点。そのまま延長戦に入ったけど、守ってカウンターを繰り返していた福岡の選手は脚が完全に止まり、逆に急に東京の選手が覚醒して 3-1、最後に1点返されたけど何か終わってみたら3-2 で勝ってた。

何か、福岡サポータの「博多の男が~」みたいなチャントが面白かったんだけど、延長後半あたりから東京サポがお祭りモードに入って「J1だけには負けられぬ」とか「J1昇格できるかも」とか自虐チャントを歌い出して面白かった(東京は来季J2へ降格、福岡はJ1昇格)。しまいには「ヴェルディだけには負けられぬ」とか歌ってもう訳分からん状態に。試合から何から面白かったなぁ。でも、もう2度と埼玉協会主催試合には行かない。手回し悪すぎ。熊谷も行きたくない。遠い、寒い。

つーことで29日は国立行きます。腐れ縁ってこういうのかな。

手伝ってる会社の忘年会に呼ばれ。あたしゃああいうの苦手なので、役員の人とか呼んでるのを作り笑いで躱しつつ端っこに座ってたわけですが。
斜向かいに若いの(♂)が座りまして。新卒だろうか、一回りは違いそうだ。水を飲んでるので「お酒飲まないの?」と聞くと「飲めないんです」。「へぇ、飲まないの?飲めないの?」と続けると「信仰の関係で飲めないんです」。

冗談で「宗教上の理由で」っていうのは言ってたけど、本気の奴初めて見た。あ、外タレのインド人とかそういうのは除いて日本人でね。US在住の生臭インド人の話とかも聞いたことがあるから、「ホントに一回も飲んだこと無いの?」って聞いたら本当に無いらしい。ダメっていわれたら興味持ちそうなもんだが。すげーな。
コーラもダメだそうでジンジャエールならいいとか言ってた。

親が信じてるから自分も信じてるのか、進んで洗礼(?)受けたのか?とか、そもそもどうして飲んじゃいけないのか、とか色々突っ込んで聞いてみたかったんだけど、忘年会の席だし宗教関係だし自重。すげー興味津々なんだけどな。
これが本当の「禁酒」「禁煙」だなぁ、とか(タバコもダメらしい)。

何てツラい人生なんだろう。

でも信じることで何らかメリットがある(と本人が感じてる)ならそれでいいやね。うん。

あたしゃ元々左利きなもんで。1年ほど前に玉突きに行ってどうにも打ちにくいので左でついたら綺麗にクッションボールでゲットして以来、両方で打つことにしてる。ブレイクショットだけは妙にスベリ気味になるんだけどな。

物心ついた頃には矯正されていたので(当時は左利きを直すのは普通だったんだと思うし、多分それでオイラは便利に暮らせてると思うんだけど)、さほど意識することはない。

カーソルキーと左スティック

っつーのを読んで、ああ懐かしいなぁ、と思った。オイラがMSXを買ってもらった時が小5だから1984年だったか。ジョイスティックは標準では付いていないので、後から買ってもらった。四角い台座の上に15センチほどの棒が生えていて、そのてっぺんにトリガボタン(懐かしい呼称だ)、台座の奥の両側の角にもトリガボタン、これは後からトリガ1、トリガ2になったけど、最初は3つのボタンとも同じイベントしか返さなかった気がする。AもBも無いのでコナミコマンドもファミコンとは違った。PAUSEしてからキーボードで特定の文字列を打ち込むとビッグバイパーがパワーアップしたものである。当時のコナミ広報の女性の名前とかが多かった。

あれでグラディウスとかギャラガとかマッピーとかやっていた訳で、ゲームパッドに慣れてしまった今考えると凄いんだけどな。でも、あれなら利き手がどっちだろうと同じように操作出来たわけだ。確か、左手で台座を下から持って、右手でスティックを握って頂上のボタンを右手親指で押していた気がする。

その後中学入って友人から中古のMSX2もらってからかな、ジョイパッドだかゲームパッドだか言う名称で、平べったい、左に十字キーがあって、右にABボタンがある形になった。

文中にもあるけど細かい動作が必要そうな十字キーが左手というのはよく考えると不思議なものだけど、そもそものジョイスティックを考えると、操作よりもトリガを押すことが優先されたんだなぁ。そう考えるとギターも逆なような気もするけどどうなんだろう。
まぁ何せ左右非対称なコントローラって確かに左利きの人には不便なんだろうな。DSの画面割りとか。

色々懐かしい話を読んでいたら、昔確かASCIIの出してたゲームで F16 ファイティングファルコンってのがジョイスティック2本使いで操縦桿みたいになるっていう広告がMマガの裏表紙にずっと載ってて、随分気になったというか欲しかったのを思い出した。あの頃にしてはクオリティ高いなぁ。

iPhone から Bluetooth で音を飛ばして聴いていた。ワイヤレス。ワイヤレスって素敵よね、本体と繋がってないんだから。首回り鬱陶しくないし。
先週、友人と久々に玉突きに行った帰りにヘッドホン無くした。奴は下戸なのでオイラも素面。酔って無くした訳ではない。使わないときは首にかけてたんだけど、マフラーの上からかけてたらどこかで落としたらしく。思い当たるところに電話して聞いてみたけど見つからず。

しばらくはトレーニングの時に使っている iPod nano のヘッドホン(普通の奴)をつけてたんだけど、何かもう画面の上にケーブルがかかったりして使いにくいのな。1年半ほどワイヤレス生活したらもうダメですよ。習慣って怖い。

この年の瀬の出費の多いときに…と思ったけど買うことにしました。前に買ったのが1年半ほど前、色々進化してるんじゃないかと思って30分ほど調べてみたけど、なんかイマイチ。耳かけオンリーは耳が痛くなったことがあるから不安だし、モトローラの奴は電脳クラックされそうなぶっといバンドが首の後ろにあって不格好だし。レシーバから普通にケーブルが延びてるのは論外。ワイヤレスの意味半減じゃない。

結局同じ物を買いました。悪い点っていうと、後ろに回るワイヤが首にフィットする形ではないので、新幹線など背の高い椅子とか立ち襟のコートだと少々つっかえることぐらい。
で、気付いたのだけど、iOS をバージョンアップしたからか、今までボリュームしかコントロール出来なかったのに、ヘッドホンで選曲(曲飛ばし)や一時停止・再生が出来るようになってましたよ。これ素敵。もう離れられませんわ。ってかもう離れるなよ。

愚弟が営業で西方に飛ばされて帰って来たら何故かコンサルタントになっていた。

で、週末飲みながら解析されてたわけですが。解析することはあっても解析されることはあんまりない。
何やらソーシャルスタイル理論とかいうのが有るらしく、まぁ性格占いみたいなもんだが、ざっくり4つの象限にわけるんだと。軸はある程度のストレスを与えたときの振る舞いが「感情的かそうでないか」「意見を主張するか話を聞くか」の2軸。

愚弟とその友人曰く、オイラは「激ドラ」だかなんからしい。まぁ、ドラが乗るのはいいことだと思ってたら「ドライビング」というタイプなんだそうで、冷徹で結果重視なんだそうな。まぁそうかもしれん。ただ、「対応力」ってのが高いので人間関係が上手く行ってるんだそうな。ふーん。

その後も色々説明してくれたけど酔っぱらってたもんで、だからどうしたらいいのか、とかそういうの覚えてないのよ。ただ一つ覚えてるのは「ドライビングの女性は少ないけど、僅かに存在してて晩婚のきらいがある」ってことだけだな。何か色々思い出してちょっと納得した。
まぁなぁ、人事っつーのは社内にしろ社外にしろ面倒なもんだよなぁ。正解ないし。だからこそ商売になるんだろうけど。
飲み会のネタには良さそうなので今度会ったら真面目に聞いてみようか。

お手伝いしている会社に Google Apps を導入して1年ぐらいかな。もっと経つかな。
主に GMail 導入が大きな目的だったんだけど、確かに「Outlook が立ち上がりません」「Outlook のメールが消えた」っていう定期イベントが無くなったので随分楽になった。
ちなみに Outlook ってのは Outlook Express で今は Windows Mail だっけ、だけど大抵の人は Outlook って呼ぶね。

ただ、大きな不満はメールサーバをいじれないこと。当たり前なんだけど。別に設定変更したい訳じゃなくて、何か有ったときにログとか見られないのよね。で、サポートに連絡するんだけど、まぁこれが面倒なんですよ。まず Message-Id よこせと言ってくる。RAIDサーバが出したメールの Message-Id なんて取れないもんね。まぁそんな感じなんだけど、面倒と言えばそれぐらいで概ね満足だったわけですよ。

あぁ、導入時のインストラクションがいい加減だったりするんだけどね。ネームサーバに spf レコードつけないで社内メール出すと Spam 扱いされて届かないとか。インストラクションには無い(少なくともオイラが導入したときは無かった)けどヘルプを調べると書いてあるとか。この辺はUSクオリティなのかなぁ。昔、某外資時代に研修受けに行った時に自社製品とは言えインストーラがえれーいい加減で驚いたことあるからな。

で、そんな感じでやってたんですが、こないだ問い合わせを1ヶ月放置されまして。

弊社にて調査を行いましたが、情報が古いため、調査結果を得ることができませんでした。現在もこの現象は発生しておりますでしょうか。発生している場合は、お手数ですが、最新5 日以内のヘッダー情報をお送りいただけますようお願いいたします。

わし、事象発生の翌日に全文送ったがな。何をしれっと「情報が古いため」ですか。ってことを抗議したら

貴重なご指摘をいただきまして、ありがとうございました。平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度は、Google Apps Premier Edition サポートの遅延により、XX様にはご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
    弊社にてXX様からのご指摘をサポートスタッフ全体で共有させていただきました。Google 製品をより多くのお客様に快適にご利用いただけますよう、弊社でも深く反省し、サービスの向上に努めてまいります。

だと。結局、原因も何も分からぬまま。再発してないけど気持ち悪いですわよね。
大分前に読んだ記事を思い出した。
グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ――同社を去る従業員が増加

クラウドも結構だけど、サービスを借りる場合はクオリティも気になるよなぁ。SLAが幾ら高くても金で解決できないことはあるのだから。

そういえば、ログ云々でいうと、Force.com はちゃんと個別にデバッグログを見ることが出来るのが凄いと改めて思った。あそこのPlatformのSecurity 周りは本当に用意周到に出来ているんだよな。権限周りが面倒くさすぎるぐらいに。じゃなきゃ商売成り立たないけど。

概してエコってのは閉じた系を豊かにする(節約でお金が貯まる)んだけど、マクロに見るとみんなで貧乏になるだけのような気がするわけだ。消費が押さえ込まれるからね。みんなが節約してみんながreuse すると全体的に冷え込むよね。
まぁ、エコを標語に使える物を棄てさせるエコ減税やエコポイントがあったけど、あれはエコじゃないね。上手くやってるけど。その他、風力発電とかそういう一部のセクターだけは儲かるわけだ。

ノーベル化学賞の根岸氏、CO2削減の温暖化対策「発想の転換必要」

人類の必要な営みの副産物としてCO2を出している。しかし、温暖化を防ぐためCO2を出さないようにしようというのは人類にとって重要な化学反応を抑えるのと同じだから、非常に消極的な考え方だ。(略)
 私が考えているのは現在の温暖化対策とは正反対のアプローチだ。その答えは自然にある。光合成だ。

当たり前のことを言っているのでコメントすることもないんだけどなぁ。正にそうだよなぁ。
H2O と CO2 をいくつかずつ足し算すれば脂質も糖質も作ることが出来るわけで。二酸化炭素出すなっていう消極的な方向より、ガンガン出して色々作りましょう、エネルギー生み出しましょう、出て来た二酸化炭素は食っちゃいましょうよ、っていう世の中の方が明るいよなぁ。(そもそも二酸化炭素は原因物質ではないという話は今回は置いておいて)

そういう研究開発関係の予算をやたら削るパフォーマンスが受けて、俺良いこと言ってる、みたいにCO2削減を掲げる時代ってことは、世界全体が精神的に随分冷え込んでるってことなのかなぁ、と思ったり。

先頃、友人と夕飯を食べるのに少し時間があるのでリア充プラネタリウムに行ってみるかと。
何やら六本木ヒルズでウォークスルーのプラネタリウムがあるというので興味があったのだけど、週末行くとリア充カポーで混んでそうで痛々しい気分になって帰って来そうで。

平日夕方、ギロッポンヒルズの展望台へ。下の辺りではクリスマスにちなんだ小さなマーケットみたいなのが開かれていて、何故かミュンヘンビールを売ってる屋台があったりする。でも寒いのよね。
で、展望台に登ると早速スカイプラネタリウムなる入口へ。周りを見るとオバチャン集団、外国人観光客、女性2人組、みたいなのとリア充が混じってる感じ。

内容はと言うと、まあプラネタリウムじゃないわね。そこそこ没入感のある映像を見て、何かビーズみたいな発光体を紐でぶら下げたのに光当てたキラキラした道通って、もう一度映像見て、最後にメガスター(?)がグルグル投影してる部屋でボーッとして終わり。
ちゃんと投影してる所謂プラネタリウムは最後の部屋だけでした。

ま、「プラネタリウムじゃねーじゃねーかよ!」って目くじら立てるもんでもなくて、展望台のオマケって感じでしょうかね。

つーか見終わって思ったんだけど、今の時代映像の投影の解像度も上がってきてると思うので、昔ながらの星を一つ一つ光で投影するプラネタリウムの有難みって薄れてるんじゃないだろうか?少なくとも小規模施設(小さなスクリーン)でお決まりのプログラムを流すだけなら映像で十分な気がする。
光で投影(映像もそうだけど区別つけにくいな)するタイプのプラネタリウムの売りはインタラクティブ性になるはずだなぁ。その場の思いつきで「X月X日X時の空を映してみましょう」みたいな。でも、それすらちょっとしたPCで計算出来そうな気がしてきた。あの鉄アレイみたいなプラネタリウムは無くなっていくのかな。

思っていたよりアッサリ終わってしまったので、300円払って屋上に出てみた。昼間に出たことはあるんだけど、冬至も近く夜景がどこまでも広がって東京は本当にどこまでも街だなぁ、と思ったのでした。遠くにドバイチックな光の塔が見えたので、何かの錯覚かと思ったらスカイツリーだったというオチ。完成したら夜景がガラリと変わりそうだ。
スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~

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